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  • Writer's pictureharuukjp

私は、妻が写らない写真は撮らんのですよ



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活586日目を迎えた。(リンク⇨585日目の記事)


70歳になるX氏は7泊8日のイギリスを巡るツアーでコッツウォルズ、湖水地方、そしてロンドン市内を観光に訪れる予定だった。


旅も7日目に入るというところ、最後にロンドン市内観光ということだったが、X氏の奥様がやや不満そうだった。


「コッツウォルズの村はいっぱい見たけと、イングリッシュガーデンは見れなかった。イングリッシュガーデンが見たい」と。


コッツウォルズはハチミツ色のレンガの家に囲まれたおとぎ話のような世界。そして素晴らしいイングリッシュガーデンもある。今は薔薇のシーズンで見応えがある。


奥様はそれを見たいと、グループツアーのロンドン市内観光を1日離脱して、コッツウォルズへ行きたいとのことだった。


年金生活でそんなにお金もないが、妻の言うことなら仕方がないと、X氏は別行動の日程を組み、奥様念願のコッツウォルズのイングリッシュガーデンへ訪れるプライベートツアーを組んだ。


X氏は一眼レフのカメラを持って、奥様と楽しそうにガーデンへ入園して行った。


特に奥様は大満足で出てくる時に嬉しくて涙目だった。X氏もその様子をみて嬉しそうだった。


さて、ロンドン市内観光を逃した2人だが、でもやっぱりタワーブリッジとビッグベンは見たいとのことだった。


1時間の制限時間でビッグベンでは降りてしっかりと写真を撮りたいので、そこには10−15分使いたいとのことだった。それを踏まえるとタワーブリッジでの下車は時間が足らず、車窓見学のみとなった。


しかし、タワーブリッジに辿り着いても、X氏はカメラを構えようとしない。どうしてかを聞くと


「私は、妻が写らない写真は撮らんのですよ」


なんと、今回の7泊8日の旅でずっと持っていた一眼レフのカメラは奥様だけを撮るためにあったカメラだった。


残念ながらタワーブリッジは車から降りることなく眺めるだけだったが、ビッグベンではしっかりと奥様の写真が撮れて満足そうだった。


もう2度と来ないかもしれないロンドンでビッグベン前で奥様の写真が撮れたこと、そしてタワーブリッジでは記念撮影はできなかったけど、通ったという思い出を得たということでX氏は大満足の1日だった。



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