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イギリスで古い硬貨を使えなくなり困っています



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活569日目を迎えた。(リンク⇨568日目の記事)


2017年に新札、新硬貨が発行されたイギリスでは、2022年9月から古い現金は一般の売店などでは使えなくなった。


我が家には硬貨があり、それをかき集めて、スーパーにあるCoinstarと呼ばれる小銭をまとめて数えてくれて、現金がもらえる機械に持っていった。手数料11.5%は取られるが、家で使わなくなっている小銭をまとめて使いやすい1ポンドコインや、5ポンド札に替えてくれるという点では、その手数料も仕方ないと思った。


さて、家にあった缶に溜まった小銭をCoinstarに入れてみるとあるコインが弾かれて、送り返される。それが古い1ポンドコインである。


先に述べたように、ひと昔の1ポンドコインはもう使えなくなっている。そして、銀行でも貯金として受け取ってくれない。完全に無価値となっている。


ルールとしては銀行側は古い硬貨を交換するべきと言われているが、それは法律で定められていないので、銀行側は「受け付けない」の一点張りだ。


かろうじて古いお札は貯金として受け入れてくれるが、コインは受け入れてくれない。


コロナで海外旅行が途絶え、久々にイギリスに来る観光客は、以前両替していたイギリスポンド札を手に、今、イギリスに旅行に来るとそれが使えないのに気づく。旅行者なので、イギリスにある銀行の口座など持っていない。


すっかりキャッシュレスになったイギリスは、教会への募金や、トイレの使用もタッチ決済だ。


古い紙幣、硬貨が使えなくなったイギリスは、それを持った旅行者たちを悩ましている。


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