アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その後の就職活動もうまく行かず無職生活136日目を迎えた。(リンク⇨135日目の記事)
築70年もする家がこんな値段するのか?と疑問に思いながら、頭金を日本の家族から借りて(その頃は今よりも円安で1ポンド200円以上したので多くの日本円を借りなければいけなかった)、なんとか駆使して現金を集め購入した家だが、20年近く経って住宅価格は倍以上になって、築90年で家族4人が住むと窮屈に感じる家でも、こんな値段がするのかと思うほどまで住宅価格は急騰している。(私の住宅ローンはまだまだ終わらないが. . .)
近所の周りを見ると私の家の1.5〜2倍のサイズの家がたくさんある。
昨日は子供たちが、土曜休暇の午後の時間を使ってお友達の家に誘われて訪問したわけだが、その家は、9ヶ月から1年近く改築工事を経てようやく住み始めた家だった。
その家のサイズは軽く我が家の1.5倍は大きく、もしかすると2倍ぐらいかもしれない。
子供たちの送り迎えのついでに家の中を見せてもらったが、家中のどこを見ても全てが完璧だった。
外から見ると典型的なイギリスのレンガの家でおそらく築年数は50年以上はあると思える。しかし、中に入ると壁や天井には亀裂一つなく、丁寧に白いペンキが塗られており、壁には電線が壁の中に内蔵された照明がいくつもあった。
綺麗なカーペットの上には豪華なピアノが置いてあり、リビング、ダイニング、キッチンが一緒になった10人以上が入れる応接間があった。
この辺のエリアであれば、築50年以上の家でも、部屋数が5個ある家は平均100万ポンドで売却できる可能性が高い。おそらくこの家はそのぐらいの値段だと思われる。
私のようなサラリーマン出身では100万ポンドの住宅ローンは組めないだろうし、組めても毎月の支払いは4%の金利25年で5300ポンド程度の支払いとなり、到底賄えない。これだけ豪華な生活をしているとおそらく生活費も最低5000ポンドは必要となり、月々の手取りは1万ポンド必要となる。そうなると年収は20万ポンドが必要となる。
イギリスでは20万ポンド以上稼ぐ労働者は全体の2%にしかすぎない。
私はその2%に匹敵する人物が所有する家を訪れ、それを羨ましく思ってしまったのである。
上をみるとキリがなくなるのはわかっているのが、時々、こういった感情に陥って、意気消沈してしまう。自分の生活と比べてしまうのである。
昨晩のショックが大きくて今朝は落ち込み気味だが、こういう時こそ5体満足に今を生きられることに焦点を置くように努力している。
行かなければよかった子供の友達の家だった。
(終)
〜はる〜
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