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Books

Updated: Apr 27


 

このページでは2023年1月から「私が読んだ本」を時系列で掲載しています。


サラリーマン時代は参考書のようなものばかり読んでいたので、その時読めなかった本を読んでいます。


 


「東京奇譚集」は、日本の小説家である村上春樹による短編小説集です。1990年に刊行され、日本国内外で高い評価を得ています。

本作品は、東京を舞台にした12の短編から成り立っており、村上春樹の特徴である幻想的な要素が散りばめられています。物語の中には、魔法使いや時空を超えた出来事が登場するものもあり、読者を不思議な世界へと誘います。

また、「東京奇譚集」には、現代の都市生活に対する村上春樹独自の視点が反映されています。登場人物たちは、孤独や不条理な現実に直面しながら、それでも自分らしさを保とうと奮闘している姿が描かれています。

日本語版はもちろん、英語版や他の言語版も出版され、世界中の読者から愛されている作品です。



東京奇譚集(新潮文庫)村上春樹(著)










物語は、1984年の世田谷の住宅地から、1938年の満州蒙古国境、意識の井戸の底まで、異なる時代や場所を舞台に、ねじまき鳥とそれに関連する不思議な事件が繰り広げられる様子を描きます。多様な個性を持った登場人物たちが、それぞれの立場や視点から事件に取り組み、次第に物語の全体像が明らかになっていきます。

「ねじまき鳥クロニクル」は、複雑で重層的なストーリーが特徴的であり、村上春樹作品の中でも代表的な作品の一つとされています。また、比喩表現や緻密な描写が随所に散りばめられており、日本語の美しさが光る作品とも評価されています。



ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)村上春樹(著)












「ねじまき鳥」の続編である第二部は、主人公の岡田亨が妻の失踪により彼女を探す旅をする物語です。岡田は、不思議な霊能者や口のきけない青年、そして顔のない男たちと出会い、水のない井戸の中で異界に迷い込むなど、不思議な体験をします。物語の中で登場する要素やテーマは、村上春樹の作品の中でもよく見られるもので、第二部でも、消えた猫、水の無い井戸、出口の無い路地、壁抜け、イノセントな少女、異界の部屋といった要素が登場します。間宮中尉の話から井戸の中でただ居るという行動をとる場面もあり、その情景描写が美しく、井戸の中に自分がいるかのような気持ちになります。全体として、世田谷の住宅地から満蒙国境までの探索の年代記として、圧倒的な迫力で描かれています。




ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)村上春樹(著)





物語の進行に伴って、二次大戦と現代、そして現実に似た別の世界の描写が交互に書かれていることが、物語に深みを与え、読者に強い印象を与えます。また、主人公が直面する暴力や悪に対峙する姿勢に共感でき、主人公の静かで確固たる意志や、トラウマや悪に立ち向かう姿勢が、非常に感銘を与えます。

一方で、物語の中で描かれる暴力や悪に対する描写が、読者にとって精神的に辛いこともあります。しかし、終盤に向かって物語が快方に向かう展開になっているため、読者には後味悪さは残りません。

全体的には、物語の世界観や主人公の姿勢、描かれる暴力や悪に対する描写が、読者に深い印象を与えた作品であります。



ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)村上春樹(著)


































騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)村上春樹(著)























騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)村上春樹(著)

























騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)村上春樹(著)
























騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)村上春樹(著)






















1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)
















1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)
















1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫) Kindle版

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