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  • Writer's pictureharuukjp

20年働いて日本へ帰りました という友人へ イギリス年金問題



アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その後の就職活動もうまく行かず無職生活133日目を迎えた。(リンク⇨132日目の記事


イギリスで働くと給料の課税額の12%がナショナルインシュアランスとして天引きされ、35年間納めると2023年現在では67歳になると(将来は年齢引き上げの可能性大)週£204(年間約1万ポンド)の国民年金が受け取れる。


私の友人で長年ロンドンで働いていたのだが家族の事情で日本へ本帰国となった。永住権を持っているのにもかかわらず、もうイギリスには帰ってこないと宣言している。


彼は20年以上イギリスで働いて国民保険を支払い続けたので国民年金を受け取る義務がある。


現状だと20年の国民保険支払いだと、2023年の現段階では週£106(年間£5500)受給できる計算となる。


しかし彼が67歳ごろになる2050年ごろには物価も上がり、国民保険の受給額も上昇しているのではないかと思い調べてみると、20年前の受給額は£52程度だった。つまり20年で年金受給額が2倍になっているということである。ちなみに30年前と比べると2.8倍とほぼ3倍となる。


以上を踏まえると、彼が受け取る27年後ごろにはおよそ2.5倍と計算して、20年の国民保険支払いの週の受給額は£265(£106x2.5)で年間£13780と予想される


イギリスを離れて海外に住む外国人でもイギリス国民年金受給資格があると書いてあるので、詳しくは以下の政府公式ページで確認の必要がある。

日本の年金受給額は過去20年間で変化していないと聞くが、イギリスは2倍になっている。これを踏まえると、イギリスを去った友人にとってはイギリスの年金をもらえることは朗報だと思う。(ただし為替のリスクもあるので、ポンド円で円高が進み、彼が受け取る27年後にもしポンド円が70円〜90円と半分の価値になっていたらそれはそれでまたリスクではある。ちなみに2003年(20年前)のポンド円は180〜200円のレンジが2023年は150円〜170円のレンジとなって、中央値で30円ほど円高になっている。30年までまで遡ると220円で、2023年はその頃に比べると60円の円高となっている。


いずれにせよ、私の友人もイギリスの国民年金を受ける権利があるので、しかも30年後であれば年間14000ポンド近く受給できる計算になるので、イギリスと完全に縁を切るのではなく、しっかりと調べて、老後生活を計画してほしい。(と伝えた)


(終)


〜はる〜


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