アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その後の就職活動もうまく行かず無職生活132日目を迎えた。(リンク⇨131日目の記事)
イギリスに住むとナショナルインシュランスナンバー取得が義務付けられている。これは税務庁が税金や保険料などを管理する際に個人を判断するために利用している国民保険番号のことである。
国民保険番号を得た労働者に給料が支払われると、月収が£4189までは課税金額の12%が国民年金の支払い分として引かれ、それ超えた部分は2%分が引かれる。この記録が国民保険番号に紐づいて、政府公式ページで確認できる。
そして、国民年金を35年支払い続けると68歳から(2028年以降、その後年齢引き上げの可能性あり)毎週約£204の国民年金が受け取れることになる。
国民年金の支払い年数と週受け取る額は以下の通り
10年 £53
20年 £106
30年 £159
35年 £204
諸事情で35年は払えないとか、今まで払っていなかった人は多いと思う。それで今回政府が提案してきた案は2006年(過去16年)まで遡って、国民保険料を払いたい希望者を今年の7月まで受け付けるとのこと。それ以降は過去6年の支払いが最長となる。
以下BBCの関連記事
支払額は期間と比例して上昇するわけだが、ギャップイヤーの1年分を支払いたい場合は£824、3年、5年、16年と以下のようになる。
1年 £824
3年 £2473
5年 £4121
16年 £13187
年数を多くすることで68歳から受けられる国民年金額が増えるわけだが、年金受給開始後20年間受け取り続けた場合に受け取れる総額は年別で見てみると
1年 £6060
3年 £18180
5年 £30280
16年 £96960
と、16年間分の国民年金を払うのと払わないのでは、20年生きると10万ポンド近い差が出てくる。
そんなに長生きしないよという人もいるだろうが、健康に生きる目標を持つことは悪くないことである。少しでも国民年金を払って将来の安定を確定させることも良いと思う。
まずは政府のホームページから自分のナショナルインシュランス番号で、国民保険料を何年払ったかを確認してから、68歳の年金受給の年まであと何年かを考慮して、ギャップイヤーを何年支払えばよいか確認して手続きを進めるとよい。
(終)
〜はる〜
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