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  • Writer's pictureharuukjp

仕事を失ってやめようと思ったが、なんとか食いとどまった。息子が一番輝いた日 




小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活485日目を迎えた。(リンク⇨484日目の記事)


親戚のいない環境で移民家族として4人でやってきた我々に朗報が舞い降りた。


長年(辞めなくてよかった)続けている息子のクラリネットが花を咲かせ、今日はオーケストラのコンサートで首席奏者として紹介され、ソロの部分を任された。


指揮者と一緒に単独で入場してくる時は、司会者からの紹介があり、我が家の苗字が、イギリスのこの地に日本人ありと言わんばかりにコンサート会場に響き渡った。


ぎこちないお辞儀は日本語学校で教わったのを忘れてしまったようだったが、それ以上に照れ臭いという気持ちがあらわになっていた。


指揮者が手を挙げると演奏者たちは一斉に準備に入り、次の一振りで演奏が始まった。


クラリネットのソロに入ると、会場全員、手を休めている演奏者たちも耳をすませ、我が子の演奏を聴き入っていた。そしてソロが終わりごに近づくと、他の演奏者たちが一気に加勢してクライマックスへと向かった。


昔は本人に嫌気がさしてやめようと思ったが、曾おばあちゃんがクラリネットを買ってくれて続けられた。パパが仕事を失った時はレッスン料が払えないとやめようと思ったが、本人がやりたいということで習い事の中でもクラリネットだけは辞めなかった。


そんな努力があって、今日ここに首席奏者として息子は目の前に立っている。


今日は一番輝いた日。そして、これからもっと輝く日がくると願い、演奏が終わった息子にはガッツポーズと笑みを送った。


(終)


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