小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活182日目を迎えた。(リンク⇨181日目の記事)
英中銀による12回連続の利上げで政策金利が15年ぶりの4.5%まで上がってきたイギリス。我々に一番影響を与えるのはやはり住宅ローンの月々の支払いだ。今まで1.5%だった固定金利の期限が来て、ローンを借り換えると一気に4.5%へと上がる。すると(借りる額と返済する年数にも違いはあるが)平均的な家庭では月々の支払いが200〜500ポンド上がる計算となる。
例えば年収5万ポンドの人の月々の手取りは3166ポンド。30万ポンドの家を30年のローンで借りたとすると1.5%の金利では月々1035ポンド。これが4.5%に上昇すると1520ポンドの計算になる。約500ポンドの上昇。
手取り3166ポンドで今まで住宅ローンで1000ポンド程度の支払いからさらに500ポンド追加は、家計に大きなダメージを被る。
20%上昇した食品価格が消費者物価指数の押し上げとなっていて、全体的には10%程度のインフレ率となっているイギリス。ガソリン価格はロシアのウクライナ侵攻時の高騰からは25%ほど下がっているが、食品の価格はそれほど下がっていない。
英中銀の予想するインフレ率は来年(2024年)末までに10%から2%台に下がると予想しているが、現場で実際に生活している我われにとってみると、上がってしまった値段は維持され、安くなる様子はなく、苦しい生活は続く。
コロナ期間中に見せた前年比10%の住宅価格の伸び率も落ち着きを見せてきて、今は前年比ほぼ0%ぐらいになっている。
住宅市場では、住宅ローンの金利上昇により買いたがる人が減り、一般庶民の財布の紐が引き締まってきたとみえるが、食品に関しては値段は高いままだ。
人々は食品ロス削減アプリや、フリマアプリを使って物をできるだけ安く仕入れ、生活に必要なものへの支出を抑えようと必死だ。
あとは高止まりしている年間3500ポンドにもなる光熱費が下がってくれればと願う。
(終)
〜はる〜
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