小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活179日目を迎えた。(リンク⇨178日目の記事)
5月6日のチャールズ3世国王の戴冠式が無事に終了して、国王、女王ともに冠を頭の上に乗せて有終の美を飾った。
翌日、全国でストリートパーテーが開かれ、それぞれの地域で近所同士、ピクニックのように色々持ち寄り、テーブルの上には料理してきたチキンや、野菜を乗せ、子供たちにはお菓子を置いて、大人はお酒を飲んで楽しんだ。
音楽を大音量で流して、昼間の太陽の光が差す中、人々はサングラスをして、音楽に合わせて踊っていた。
パーティーが盛り上がる中、会話の切り出しで聞くのが「昨日の戴冠式を観た?」だった。
実際、このストリートパーティーも戴冠式を祝うことにちなんで開催されているわけだが、イギリス人たちがどれだけ戴冠式を重要と思っているかを聞いてみた。
「テレビでは(戴冠式を)観たが、特にロイヤルファミリーファンでもないので、あまり思い入れることはない。」
「戴冠式のおかげで月曜日が国民の休日となり嬉しい」
と70年ぶりの戴冠式に人々はそれほど関心は持っていないようだった。
そして、やはり議論になったのは費用のことだった。
「国民のお金でそこまで大金を注ぎ込んですることか?」という声も聞こえた。
最近のインフレで人々が生活に苦しんでいるということで、経費は抑える方針という記事を目にしたが、実際に使われてのは1億ポンド(170億円)と予想された。
70年前のエリザベス女王の戴冠式は150万ポンドで、現在の価値に直すと5000万ポンドだそうだ。そして今回はこれよりは低く見積もっていたのだがそうではなかった。
近年のロイヤルファミリーにかかる年間の費用が1億ポンドと言われるが、1年間の費用分を1日で使ってしまった。
ストリートパーティーで戴冠式に関していろんな人に問いかけてみたが、ロイヤルファミリーファンは一人もいなかった。
王室の戴冠式の姿がメディアで華々しく報道されている一方、国民は戴冠式にはそれほど盛り上がりを見せず、目の前にあるパーティーを楽しむことが重要で、そちらで盛り上がっていた。
(終)
〜はる〜
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