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移民問題 故郷に帰るために離婚する人たち



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活236日目を迎えた。(リンク⇨235日目の記事


異国で生活する移民たちにとって歳をとるにつれて考えが色々と変わっていく。


異国で新しい生活を始めた頃は士気が高く、生活のために働いて、家族が増えれば、子供を育てるためにさらに必死に働く。


しかし、ある日、自分の幸福を考えだして、家族の迷惑を考えずに自分の目的のためだけにその考えを実行に移してしまう場合がある。


私の知り合いに夫婦間のトラブルがあった。


夫婦、両者とも海外からイギリスに住み始めて結婚して子供を持ったが、その片方が中年を迎えて、自分の国が恋しくなり、家族の反対を振り切って帰国を決定したのだ。仕事の理由ではなく、いきなり生まれ故郷に帰りたくなったとのことだ。


配偶者にはイギリスで根付いたコミュニティーがあり、子供も学校がある。


結局、この夫婦は離婚を決定、子供は仕方なく、どちらかに着いて行って、イギリスを去ることになった。


移民が海外で生活して必ず経験する極度なホームシック。大抵の場合は自分が築き上げたイギリスでのステータスが大きすぎて、それを全て捨てて帰国するというのは難しい。


しかし、中には今回のケースに、耐えられずに勝手な行動に出てしまう人もいる。


最後は自分の母国語を話しながら老後を迎えたいというのが多くの人の希望だろう。


私はどうかというと、今の所まだそれほど激しいホームシックにはかからず、子供の成長をイギリスで楽しんでいる。人生何が起きるかなどは予想できないが、今はこのままで良いと思う。


(終)


〜はる〜


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