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子供の7年と、大人の7年の価値



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活401日目を迎えた。(リンク⇨400日目の記事)


晴れて7年ぶりに再開することとなった。


子供の出産に伴って、結成されたグループの5つの家族。


妻は15時間における家の掃除を完了し、息子や娘も母親を出来る限りサポートして、見事に家の中は生き返った。


実際に昼間になると、カーテンは白さを増して部屋の中を明るく照らした。観葉植物たちも生き生きとした様子がうかがえる。暖炉の周りには誇りがなく、テレビの後ろのケーブルもきれいに整えられている。キッチンの炊飯器の周りに米粒やコーヒーの豆も落ちていない。年末のクリスマスに向けて準備万端となった。


そんなきれいになった我が家だが、今回は長男が生まれる前から出産勉強会で集まったクラスの家族を招待してお茶会を開くこととなった。


5つの家族は、当時、合わせて5人の赤ちゃんが集まっていたが、14年が過ぎようとしている今、その数は11人に増え、全ての子供が揃った。そして大人が7人集まり、総勢18名がこの小さな家に、まるで大昔の戦争当時、大家族が暮らすような生活を過ごすこととなった。


猫は行き場を失い、庭に出たり途中諦めてフレンドリーになることを決意したのか、各来客に挨拶をするかのように寄り添ったりもした。


さて、このご家族は長男が小学校に入る位までは頻繁に集まってよく遊んだものだ。


母親同士でもお茶を飲んで過ごす時間が多く、それぞれの悩み事を聞いたり、子供の成長の様子を報告したり、詳細を情報交換したものだ。しかし地元の小学校に入ってからはそちらとの付き合いが多くなり、習い事を始めたり、子供たちも日々忙しくなり、この会合はぱったりと途切れてしまった。


そして今回ある日、私の妻にアイディアが浮かび再開することとなった。


7年ぶりに再開する大人たちは全く違和感がなく、多少のプライベートでの変化はあったが、見かけや性格などは以前過ごしたときの様子と全く変わりなかった。


しかし、子供たちは体格は既に大人並みの大きさとなり、ソーシャルコミュニケーションのスキルを多少得て、別人のようになった。お互いの7年間に起こった急激な変化を把握するまでに1、2時間程度の時間が必要となった。


ただ4、5歳の頃の記憶はかすかに残っており、彼らもその記憶を折り返せば、すぐに親しくなれた。結果5時間後には子供達は以前遊んでいた記憶が思い出せなくて申し訳ない気持ちも、今日初めて会ったから控えめでいる態度も全て消え去り、その場を楽しみたい無邪気な子供のように変身していた。


我が息子娘に感想を聞くと、とても充実した楽しい時間であったと述べた。


子供の7年間のギャップは衝撃的な変化で迷いはあるが、短時間で大人より親しくなれる無邪気な性格がある。これを機にまた会ってお互いに刺激し合える仲となれば良いと思う。


(終)


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