小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活240日目を迎えた。(リンク⇨239日目の記事)
昨日は娘の運動会だった。イギリスの運動会といっても日本でいうスポーツテストのような内容。ボールを投げてみたり、ホッケーでボールを捌いてジグザグに走ってみたり、ボールを蹴ってゴールに入れてみたりする。一応、各グループに分かれてグループごとの点数を競うが、グループも3人だったり4人だったり適当で、あまり競争性はない。
簡単に済ませる学校は午前中の2時間で終わるところもある。
私の娘の小学校は午前中2時間と、午後1時間半程度、そして運動会後の校庭ではPTAによるお祭りが始まり午後3時から屋台などが出て、そこではお酒も売っていた。
コロナ後で盛り上げたかったのか、盛大に運動会が開かれた。
運動会では、子供がボールが追っかけたり、走ったりする様子は親にとっては嬉しいもので、スマホのカメラを常時構えて、最高の瞬間を写真に収めようとする。
私もそんな気持ちで1日予定を空けて(そもそも毎日がそれほど忙しくないのだが)、娘の運動会を参観した。
そんな中、必要となるのが他のお父さん、お母さんたちとの挨拶である。
私が昨年の11月に職を失ってから始めての運動会ということで、しばらく話していなかったお父さん方とも話す機会があった。久しぶりに会うお父さん方との会話の切り出しはどうしても仕事の様子を確認する。言わなくても良い失職したという事実を言わなければいけない機会を作ることになる。そういった理由で私は極力人と話すのを避けた。
お昼を挟んで3時間以上もただただ娘の位置をグランドの外側からずっと見ているだけの運動会だった。
会社の午後休みを取って来てくれたお父さんに嬉しそうに抱きつく子供たちも大勢いた。私も娘にはかけっこの後にハグはできたが、無職の私に取ってはどうしても思いっきり喜べていなかった。
そんな無言の運動会を過ごした後はもちろん祭りにも参加せず(ここでまた人と話す機会があれば、失職中であることを知らせなければいけない)、娘の手を握って足早に学校を去った。
職に就いて堂々としたお父さんで娘の運動会を迎えたかった。
(終)
〜はる〜
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