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無職になり遠のいていく友人たち



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活226日目を迎えた。(リンク⇨225日目の記事


ロンドンで働いている時はそれなりにステータスがあった私だが、無職になってからは社会に属さず生きているせいか、周囲からの注目度も減り、影が薄れがちである。


心配して気を遣ってくれる友達も少なく(おそらく聞きづらいというのもあるかもしれないけど)とにかく一人での戦いとなっている。


イギリスでは年間1000ポンド以上稼ぐと個人事業主、Sole Traderとしての登録が必要となり、そこから国民年金などの申請が始まる。


Sole Traderとして生きていくには年間1000ポンドの稼ぎでは生きていけない。家族を養うのであれば最低3万ポンドは必要だ。


Sole Traderとして一人で稼ぐにはまだまだ程遠い段階。


人は歳をとるたびに友人を失っていき、一人で行動することが苦にならなくなるとは聞く。


しかし、人と会って支え合いながら生きるのが人間の醍醐味である。


無職になり一人になる時間が多く、そして、Sole Traderとしてまだまだこれからももっともっと稼がないことを考えると、友達を失っていく今の過程は、一人で集中して物事を進めるには良い時間なのかもしれない。


コアな友人たちはいつでもまた話しかければ答えてくれる。そこまで心配しなくても良いのかも。


(終)


〜はる〜


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