小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活261日目を迎えた。(リンク⇨260日目の記事)
家庭菜園用の畑へ向かい、キュウリやズッキーニをもぎ取り、鶏が産んだ卵を分けてもらい、米を炊いて生活をしている私は、急に牛肉が食べたくなった。
そこで、家族もいない一人の生活なので、ちょっと贅沢して、サーロインステーキを食べようと思いスーパーへと向かった。
かごいっぱいに食材を詰めて、週末の家族の時間でも過ごすのかと思われるような人たちが土曜日の夕方、スーパー内を楽しそうに歩いている。
一方、独り身で無職の私は、サーロインステーキ1枚だけをかごに入れてレジへと向かう。
セルフレジで支払いが済みレジ横にある防犯のセンサーの横を通ると警報がなった。
係員が来て、外に出ようとした私を止めた。
「袋の中を見せなさい」
私はサーロインステーキの入った袋を見せて、レシートも見せた。
係員は、肉には万引き防止用のセンサーが入っているんだよと言って、レシートを確認したので、そのまま行かせてくれた。
スーパー側としては、万引き防止のために、肉のパックに防犯装置を入れている。
肉一枚しか買わない中年男性だけに、向こう側としては怪しんだろうけど、私は、肉一枚にしか用がなかったので、仕方のないことだった。
インフレで人々の生活が貧しくなっているイギリス。肉を買うのにも必死だ。
(終)
〜はる〜
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