小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活260日目を迎えた。(リンク⇨259日目の記事)
帰省先で息子がピアノが弾きたいと言い出したが、実家にはないので、その願いを叶えてあげようと、嫁が動いてくれた。近所の知り合いを訪ねて、未使用になっている電子ピアノがないか聞き回ってくれた。すると友人の友人でピアノを持っていて貸しても良いという人が現れた。なんと幸運な。
流石に無料でお借りするのも気が引けるので何かを買ってお返ししたいと思っていたが、極貧生活の我々にそんな余裕はなく何もできず、そして、向こうもそんなことは期待していないと親切な気持ちで快く貸してくれた。
しかし、何かお返しがしたいと悩んでいると、その家の大学生になる息子さんが、2年ほど前に日本語を勉強していたという。小さい頃から日本に興味があって、念願の日本語の先生を地元で見つけたので、教わっていたそうだ。今は習うのをやめてしまっているが、日本語を勉強したい気持ちは変わらないという。
そこで私がオンラインで8月いっぱい日本語の授業を提供して、ピアノのお礼をお返しすることにした。
これには彼も喜んでくれて、早速、授業が始まった。ひらがな、カタカナの読みは完璧で、漢字も少し書けて、文法も基礎は理解している。2年間のブランクがあるので、少し復習が必要だが、素晴らしい語学力だ。
日本に興味を持ってくれる日本人以外の人は、私が発する言葉一言一言に興味を持ってくれて、教え甲斐があり、教えててとても嬉しい。
息子のピアノのお返しがこういった形で、ある意味物々交換のようだが、人間味温まる関係が保てて本当によかった。
(終)
〜はる〜
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