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「なるようになる」と思って子育てをすると. . .

Writer's picture: haruukjpharuukjp


親になると、いろいろと考えることが増える。自分の夢が叶わなかった経験、自分が受け継いだもの、そしてそれをどう子どもに伝えるべきか。これらは、子育てにおいて重要な要素となる。だが、現実には、親が願う理想通りに子どもが成長することなど、ほとんどない。

それでも親は、子どもに「こうなってほしい」という願いを抱き、日々の子育てに心血を注ぐ。それは、おそらく学校を卒業するくらいまでの話だろう。その先は、子ども自身が自分の道を選び、自分で決めていくしかないのだ。


親が子どもに期待をかけすぎると、時にその重圧が子どもを苦しめることがある。なりたくもない職業に就き、ただ親を安心させるためだけに働く大人たちがいる。もちろん、その仕事の中でやりがいを見つけて活躍する人もいるだろう。だが、30代や40代になったとき、ふと「本当に自分の好きなことをしてきただろうか?」と問い直す瞬間が訪れる。

そのとき、好きでもない仕事を嫌々続けてきた人と、自分の「好き」を仕事にしてきた人では、人生に対する満足度は大きく異なるだろう。


世の中には、お金をたくさん稼ぎながらも、生きがいを感じず、ただやらされているような仕事を続ける人もいる。一方で、収入は少なくとも、自分の好きなことを仕事にして、それを誇りに思いながら生きている人もいる。


どちらが幸せなのかは、本人の価値観次第だ。だが、好きなことを仕事にしている人には、特有の満足感がある。それは、ただお金を稼ぐための仕事にはないものだ。

子どもが学校を卒業してしまえば、その先の人生は完全に自分次第だ。親の理想や願いが、現実になることは少ない。だからこそ、親ができることは「なるようになる」という哲学で肩の力を抜き、見守ることだ。


子育てをしていると、自分の思い通りにいかないことが多々ある。それでも、過剰にコントロールするのではなく、子ども自身が試行錯誤して道を切り開けるよう、後押しすることが重要だ。


文:はる『ロンドンでの失職、生き残りを綴ったブログ。小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。転身開始から745日目を迎えた。(リンク⇨744日目の記事)』


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