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駐車違反で罰金をくらった!イギリス駐車事情



アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退社。その後の就職活動が難航中。無職生活159日目を迎えた。(リンク⇨158日目の記事


私は子供のスクールラン(小学校5年生までの大人同伴の送り迎え)を毎日こなしているのだが、それに車を利用している。


朝の8時半ごろの登校時、午後3時過ぎの下校時には学校の正門前はかなり混雑する。


朝は門が開くまで、その前に大人と子供たちがぞろぞろ集まってきて行列ができる。下校時には遠くの校舎内から出てくる子供たちを迎え入れるため、大人たちが正門の前にたむろって大勢が集まる。


そんなスクールランに必要アイテムが車である。数百人の生徒がいる小学校で車で送り迎えをすると相当の台数の車が一気に決まった時間に、学校前に集まってくる。


出口を塞がれた近隣の住民からは毎年のように苦情が出る。


車で来たものの駐車する場所がなくて、正門からは離れたところに駐車して2、300メール離れたところから歩く人もいる。朝の一刻を争う時間帯などにはこの200メートルも結構な距離になり、子供を連れてダッシュをするには体力を要する。


そんな駐車場争いが毎日のように繰り広げられている中、学校に隣接する商店街があり、お店を訪れた人用の有料の駐車場が路肩に白い線が引かれて設けられている。そこへ停めるには携帯電話から駐車場管理会社へ電話して、カード決済をしなければいけない。


そういった駐車場は、見回りにくる駐車監視員による違反かどうかの判断で罰金が課せられる。逆を言えば、駐車監視員がいない場合は駐車違反になることはほとんどない。


そこは田舎の村とも言える感じの簡素な住宅街の一角にある商店街。駐車監視員がわざわざ見回りにくるようなところではない。私が見る限り過去15年、監視員を見たことはなかった。


しかし、最近は朝の8時半、午後の3時、ちょうど学校のスクールランに合わせて監視員がやってくるのである。学校に送り迎えに車で来る父兄の駐車時間はせいぜい5分である。しかし、駐車監視員はその5分を狙ってやってくるのである。


基本、駐停車は車から人が離れたら即罰金となる。


わざわざその時間を狙って私たちを苦しめる必要があるのかは疑問に思ったのだが、昨日は、混雑が激しく学校前からずらっと並ぶ車が多くて、駐車の列の最後尾は300メールにも達していて、私は学校の門から50メートル程度で駐車できる商店街の駐車場に停めた。


そして娘を学校の門まで迎えにいって戻ってきたのは3分も掛からなかった。すると車のナンバーの写真を撮っている駐車監視員が私の車の前にいた。駐車違反決定の瞬間だった。


イギリスでは駐車違反は90ポンド(約15000円)の罰金だが、2週間以内に支払えば半額の45ポンドとなる。危険な駐車方法などでなければ免許からの減点はない。


子供の送り迎えで発生した罰金の支払い。痛い出費である。しかし、今回を教訓に、車の行列で学校から遠いところに駐車となってもそれに従って2、300メートルのダッシュを心がけようと思う。


(終)


〜はる〜


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