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またまたロンドン市長何をやらかすの?



アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退社。その後の就職活動が難航中。無職生活161日目を迎えた。(リンク⇨160日目の記事


衝撃的なニュースが!



郊外に住む私にとってロンドン市内鉄道1日券は、ロンドン中心部への移動手段には欠かせない切符だった。


ロンドン市内を移動するのはゾーンで区切られており、中心から1、郊外の方へ行くと6となる。よって1日券はゾーン1−2内や、ゾーン1−6内といった区分けで販売されている。


ゾーン6というのはロンドン中心から30km四方の範囲で、東京で言えば大手町から西は府中市、南は川崎市、東は習志野市、北は川口市といった範囲になる。


ゾーン1−6の1日券を買うと、この範囲内での公共交通の乗り物が全て乗れるということで、電車を3回以上乗ればほぼ元が取れるというお得な乗車券である。加えて、地下鉄やバスも乗り放題ということで、ロンドンではとても人気のある乗車券だった。


その1日券を、ロンドン市長が廃止したいと言っている。その理由は . . .


年間4000万ポンドの市の収入となる


今年の8月29日からULEZ(ウルトラ・ロー・エミッション・ゾーン)の排気ガス規制を強めるために、使用した日に乗用車に課せられる税金(1日£12.5ー日本円で約2000円)の課税地域を今のゾーン4からゾーン6エリアまで拡大させようとしてる最中に、電車料金の値上げは我々一般庶民に対して、移動を制限させるかのような措置で、ますますオンラインでの作業が多くなり、移動することがとても貴重となっていく。


自動車利用者から収入を得て、鉄道利用者からも収入を得ようというのである。


人と実際に会って関係を良くして、物事がうまく進むということはビジネス界や、教育にとってはよく聞くことであるし、ロンドン市内のサービス業などは人が来なくなってしまったら困る業種も多くある。


ゾーン6からの1日乗車券はオフピーク(朝9時半以降)であれば£15.2であり、ロンドン市内への往復チケットも£15.2で同額ではあるが、乗り放題の1日券がなくなると地下鉄の切符も買わなければならなくなる。


ロンドンの地下鉄は1駅だろうが、5駅だろうがゾーン1−4内では改札で切符を買うと£6.7(約1100円)かかる。コンタクトレスのオイスターカードがあれば£4.4(約725円)とそれでも高額だ。そして地下鉄を往復で2回乗ると倍となる。


ゾーン6地域から往復の電車、地下鉄を往復乗ると合計£24(オイスター利用)ということになり、30kmの範囲を移動するのに日本円で4000円近くなる。


車で往復で合計60km移動してガソリン代を払ったとしてもせいぜい6ポンド(1000円)程度だ。


ただしロンドン市内への車の乗り入れは別途、混雑税が£15(2500円)、ULEZ対象車であればさらに£12.5(2000円)かかる。


もしロンドン市長が言うように本当に1日券が廃止になれば人々の移動はさらに少なくなると思われる。


1日券廃止に関する発表は5月末に行われ、正式に決まれば、6ヶ月の猶予をもって終了させる予定。


1983年5月22日に始まったロンドン市内の鉄道1日券は40年の歴史を経てもうすぐ幕を閉じようとしているのかもしれない。


(終)


〜はる〜


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