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Writer's pictureharuukjp

教科書のない小学校

Updated: May 18



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活552日目を迎えた。(リンク⇨551日目の記事)


今日は娘の学校へ授業参観に来た。授業参観といっても、15分程度の内容で、子供たちがどんなことを自分のノートに書き綴っているかを見せる会だった。


机はグループで分けられテーブルに子供たちが座っていて、その隣の席は空いている。自分の親が来ると隣に座って各教科のノート、5冊ぐらいを順番に見せてくれる。


周りを見ると、他の親たちも自分の子供の書いたノートを見せられている。そこには先生がパソコンからプリントアウトした授業に必要な内容がカラフルに説明されて、子供たちはそれを切り取って、自分のノートに貼り、勉強した内容などを手書きで書いてある。


あれ?


教科書はどこ?


と、娘に問いかけると大きな「?」が現れた。


「パパ何を言ってるんだ?」と娘の反応であった。


向いに座った地元のお母さんに昔は教科書あったよねって聞くと、いや私の時も学校の時は教科書なかったと答えた。


まじかと思った


イギリスの小学校は教科書を持たないのである。私の小学校の頃はランドセルに教科書を何冊も入れて、重いランドセルを運んだ記憶がある。


てっきり今の時代だからで、デジタルで済ますことが多く、教科書が少なくなってきたのかと思ったが、イギリスはもともとなかったようである


さりげなく、参加した授業参観だったが、ものすごい発見をした日だった。




(終)


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