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  • Writer's pictureharuukjp

1月1日に羽田を発った家族



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活419日目を迎えた。(リンク⇨418日目の記事)


2024年始まりの日本では悲惨な災害、事故が続いた。1月1日の夕方に石川県で震度7の地震があり、家屋の倒壊、道路の陥没などが起こり、250人以上が死亡または安否がわかっていない状況。


そして1月2日の夕方には、羽田空港の滑走路でジャンボ旅客機が海上保安庁機と接触。保安機内にいた5名がなくなり、旅客機の379人は全員脱出、その後機体が全焼という大惨事が起きた。


羽田の第3滑走路がこの事故で閉鎖されている。


そんな大事件が日本の正月2日間を駆け巡った中、1月1日の午前中に羽田発のロンドン行きに乗った家族と会うことができた。


彼らは石川県の地震の時は飛行機の中にいたので全くニュースが入ってこなかった。そして羽田空港の滑走路のジャンボ機炎上はロンドンのホテルのテレビのBBCで知ったという。


そんな彼らは明日1月5日に日本へ帰る。


日本が大騒ぎになっているところを全て潜り抜けてロンドンへと観光に来た。よって本人たちはまだ実感が湧いていないそうだ。


彼らは明日日本へ帰る。明日以降も年始のニュースは引き続き報道されるだろう。そしてこの家族は実感するのであろう。


私は今回犠牲になった人たち、断水や食料不足で寒い冬を毛布一枚で過ごしている避難民たちのことを思うと、心が痛く、新年の挨拶「おめでとう」とは言いづらいところがある。



(終)


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