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無職でクリスマスを2回目迎えると…

小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活380日目を迎えた。(リンク⇨79日目の記事)


昨年のクリスマスは、仕事を失ってから1ヶ月ほどが過ぎて、子供達には「もしかするとサンタがやってこないよ」とまで伝えた。


それから1年、今年もこの季節がやってきた。


街を歩くとショッピングモールには10mほどの巨大なツリーが建てられ、移動式遊園地がハイストリートを独占して、チュロスや、的当てゲームなどの出店が立ち並び活気が出ている。


コーヒー一杯も買えなかった去年に比べて、今年は無職で1年間なんとかやり通した自信が、心に少しゆとりを与えてくれた。


とはいってもまだまだ贅沢はできない。子供達が、チュロス欲しい、ゲームやりたいと懇願してくる中、パパは遠くを見て颯爽と歩く。(今はまだ。でもそのうち買ってあげられる日が来るようパパも努力するよ。)と心の中で思った。


無職で2回目のクリスマスを迎えると、結果、1回目よりは心が楽になる。そして3回目が楽しみになる。どん底まで行ったのでそれ以下はないということだ。


今年は家族みんなで笑いながらクリスマスが迎えられそうだ。


(終)


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