
小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活288日目を迎えた。(リンク⇨287日目の記事)
6ヶ月に渡る手続き、試験、犯罪歴チェック、健康チェックなどを経て、ようやくUberドライバーの資格を取ってみたものの、現実は厳しそう。
まず自分で車を所有するか、それともレンタルの車を運転するかで状況も変わってくる。
車所有の場合
1日10時間車を運転するとなると200〜300kmは運転することになる。これを月20日間、1年間をつづけると5万〜7万キロ走り、新車でも5年乗ると走行距離30万キロに達成。車を乗り潰すことになる。
3万ポンド(約550万円)の新車を買ったとしよう。
ロンドンのウーバードライバーの時給は平均£15と言われている。
1日10時間運転して£150稼いだとして20日間で£3000、年間3万6000ポンド(内税金£4686)だ。
そのうち5年で新車を潰すと考えると年間6000ポンドの車代が必要となる。
そしてガソリン1リットル15km走る車だとすると1日300Km走るとすると20リットルは使う。ガソリン代は£1.5(約278円)なのでガソリン代が£30。年間240日運転するとして£7200。
その他、保険が年間£2000、車の修理代、タイヤ交換、MOTなどで年間£1000を見積もると、
経費が£1万6000ほどかかる。
要するに時給£15の年収£3万6000の半分近くが車の維持にかかるお金である。
手元に残るお金は2万ポンド、月々1666ポンド。
月々1666ポンドでは家族を支えていけない。
レンタルの場合
レンタルの相場は週250〜300ポンド。これを52週借りると1万5000ポンド程度となる。それにガソリン代7200ポンドを加えると2万2000ポンド程度。
収入3万6000ポンドから2万2000ポンドを引いて1万4000ポンド(月収1166ポンド)と車を所有しているよりは少ない収入となる。
いずれにせよ、Uberドライバーは無理そう。
(終)
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