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携帯依存症の小学生と出かけた時. . .



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活523日目を迎えた。(リンク⇨522日目の記事)


車に乗った瞬間からその小学生は携帯電話をいじり出し


「ママ、動画見ていい?」「ゲームやっていい?」


と聞く。


移動に2時間かかるのだからそれは仕方のないことだとも思った。


子供にとって大人の会話に入ることはつまらないことだし、特に好きな音楽があるわけでもないし、高速道路の景色を見ていてもつまらない。


親御さんは、子供の携帯電話依存症に呆れたのか、「データ制限があるから動画は見ないで」と上手い理由をつけて子供を納得させる。するとお父さんの方にも同意を求めてきて「パパ、動画見ていい?」となんとしてでも動画を見たいらしい。


観光地に近づくと綺麗なイギリスの田園風景が広がる。しかし、子供は携帯電話のゲームに夢中で外は見ない。


「ほら、羊!」と父親が子供に外を見るように話しかけるが、子供はチラッと見て


「はい、見た見た!」と、またゲームに戻る。


田舎の方に来ると


「パパ、Wi-Fiがない!Wi-Fiがない!」と大声を上げる。


その小学生は動画が止まってしまって苛立ちが隠せないようだった。


今日、この小学生が一番喜んだのは車の中で充電した携帯電話の電池が44%だったのが、車を降りて見学に行って帰ってきたら99%になってた時だった。


携帯依存症の子供には旅の価値などはわからない。


と、ここまで書き上げたが、これを自分に照らし合わせてみると、なんと自分も同じようなことだと気づく。


自分も移動する時は携帯の充電が無くならないかをまず最初に確認して、データ使用量も制限に近づいていないかを確認、そしてネット環境の悪いところにいくと苛立ちを隠せない。


これ、全部、携帯電話依存症の小学生がやっていることと変わらないじゃないか。


もしかすると、自分もこうやって携帯依存から逃げられなくなっていて、大切な時間を無視してしまっているのかもしれない。


一回、携帯電話を置いて、思い直して、大切な時間を感じることが必要である。


(終)


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