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無言の8時間移動

小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活403日目を迎えた。(リンク⇨402日目の記事)


本日は訳あって、Londonからエディンバラまで車での移動を強いられた。


距離にして600キロ。


昔、子供の頃旅行に行きたがらない父親にねだると父親の実家まで連れて行かれた。その距離がちょうど600キロ程度だった。


その頃は、後部座席を倒してシートベルトをせずに寝転がって窓から見える高速道路の景色を見ていたのを思い出す。


そして私は今、同じように車を運転させ、同じような距離を1人で移動してきた。


1冊12時間かかるオーディオブックがあり、それを1.5倍速で聞きながら来たので意外と運転は苦にはならなかった。ただその本が終わる寂しさと同時にエジンバラへと着いた。


終始無言で運転する。私の姿は当時無言で運転する父親の姿に似ていただろう。


エジンバラは平日だと言うのに観光客でごった返しだ。その中を歩くとポツンと1人残された感じがするが、できるだけ考えないようにした。


今日から三日間またLondonへ向かう旅路が始まる。


(終)


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