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ワーホリに来て日本人コミュニティーに入る人 ワーホリの本当の意味



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活467日目を迎えた。(リンク⇨466日目の記事)


海外生活に憧れてワーキングホリデーのビザを使って英語圏の国へ働きにくる日本人はたくさんいる。


イギリスでは今まで日本人のワーキングホリデーに来れる人数が年間1500人と制限されていたが、その数が今年から6000人に増える。EU離脱後のイギリス人手不足解消目的があからさまだ。


ワーキングホリデーに来る人を見ていると日本食屋で日本人のボスの下で働く人をよく見かけるが、そうなると、周りの友達も日本人が増え、結局は日本人コミュニティーで過ごすことになる。


この気持ちはよくわかる。


大人になるまで20数年生きてきた日本人の環境から海外に出て、その土地に順応させようとするのは、せいぜい半年ぐらいで飽きてしまう。ましてやカナダ、イギリス、オーストラリアと3カ国をワーキングホリデーで暮らしたところで、全てイギリス連邦であり、ストリートや駅の名前などはよく似ていて、国を変えてもそれほど驚かない。


そんなワーキングホリデーを過ごすと、最終的には日本の良さがわかってくる。だから安心する日本人コミュニティーに所属して、海外にいながらも日本語環境で生活を送るのである。


英語を勉強したいからという人もいるだろうが、大人になってワーキングホリデー先で日本人コミュニティーに入った後に学ぼうとする英語は、必要最低限の英語ぐらいで(わからないことがあると日本人に聞きがち)、日本に帰って会社に入って英語でプレゼンや、大学に入って英語で授業を受けるようなレベルを求めている人は少ないように見える。


だから私は、英語を習得したいからワーキングホリデーに来るということはあまりお勧めできない。


今だとワーキングホリデービザの後に専門職ビザに延長ができるので、それを利用して、その国で盛んなビジネスの職について、現役中ぐらいはその国に住む覚悟で来るのをお勧めする。


中途半端に2年間日本人コミュニティーに留まって日本に帰っても、ただの2年間の旅行になってしまう。それだったら日本でしっかり仕事をして休暇に海外旅行に来る方が効率的だ。


イギリスであれば金融、不動産、芸術ビジネスといったところが面白いかもしれない。どうしても日本食屋で働きたいのであれば寿司職人が良いかもしれない。


ワーキングホリデーで自分が海外に来て何かを得ているという錯覚に陥って、何もせず日本人コミュニティーに入ると結局はただのお金のない旅行に来ているのと同じになるので、ぜひ気をつけてほしい。


しかし、日本の良さに気づくといった点では、海外が良いと思ってワーキングホリデーにきた日本人にはプラスになるだろう。


(終)


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