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飛行機あるある 雷が当たって緊急着陸



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活538日目を迎えた。(リンク⇨537日目の記事)


経由地で荷物が紛失して目的地に到着後、手ぶらでホテルに行くということはたまにある。


ある夫婦は、16時間後に荷物が届いたが、その間にドレスコードのあるジャズコンサート行かなければいけないので、朝からロンドンの街に繰り出し、急いで服を買ってコンサートの準備をする。


スニーカーを履いていたのだが、靴を買うまでの資金力はなく、靴はスニーカーで行くことに決めた。結局、コンサート会場のトイレで出会った来場者の中にはTシャツとジーパン、スニーカーとカジュアルな格好の人がいて、昼間のドレスコードのための買い物は必要なかったということに気づいたのである。


コンサートが終わってホテルに戻ってくると、荷物はまだ届いてなく部屋で待つこととなった。


ようやく深夜の12時に荷物が届いたが、ホテルのポーターが部屋まで持ってきてくれる事はなかった。夫婦は寝ようとしていたところの格好でロビーまで降りて行き、2人で大きなスーツケースをそれぞれ持って部屋まで戻った。


無事荷物は届いてよかったが、余計な服を買わされる散々な結果となった。


さて、この夫婦が、ある日、フィンランドからノルウェーに行く旅行の時だった。


離陸直後に飛行機に雷が落ちて空港に戻ることとなった。キャビンアテンダントの様子は変わることなく、空港に戻る原因を、乗客には知らせなかった。そして、空港に着いてから「落雷によるコンピューターシステムの故障」で緊急着陸した知らせを聞いた。


おそらくパニックにならないようにするためだろう。


そしてさらに小さな飛行機に乗り換えさせられて、離陸となった夫婦は笑ってこの出来事を話していたが、もし雷が落ちて空港に戻ると上空で聞いていたなら相当なパニックになっただろう。


今となって笑い話にできるのは、それよりも、乗り移った小さな飛行機の天井にキャビンアテンダントの頭がくっついていたので、そこが面白かったそうだ。


(終)


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