小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活464日目を迎えた。(リンク⇨463日目の記事)
若かった頃は今度の休みにはどこへいくとか、飲み会はいつとか、誰々と恋愛、失恋したとか、自分が楽しむことの話題で日々を過ごしていた。
そして子供ができて家族が増えると、学校の話、受験勉強の話、習い事の話と子供の成長をよく話したもんだ。
そして人生も半世紀が過ぎると、今度は病気や死といった話題になる。身近であの人が重病を患ったとか、心不全で亡くなったとか、認知症に罹ったなど。
最近では私の周りに、旦那や、母親が認知症になったという話を聞くようになった。
同時に話すのが、認知症になった家族をケアホームに預けるかどうかという議論だ。
一人は日中に介護の人が家に訪れてくれる訪問型を選択した。
そしてもう一人は完全にケアホームに預けることに決断が迫られてる状況だと言う。
イギリスのケアホームへ預けると週2000ポンド(約38万円)かかる。これを年間に換算すると約10万ポンド(1900万円)になる。しかし、イギリスには年間8万6000上限ルールがあり、それ以上は払わなくて良いとこととなっている。そうはいっても、高額だ。
家族にそんなお金はないとなると、認知症になった本人の家を売って、ケアホームの支払いを賄わなければならない。しかし、それにも限りがある。例えば家が50万ポンドで売れたとしたら、ケアホームには5年間ほど滞在できるだけの金額が手に入るわけだが、もしそれ以上滞在を続けるようであれば、週2000ポンドを家族の誰かが払わなければならない。
認知症になってどのくらい生きるかは人それぞれだが、5年以上生きる可能性は大いにある。そこで保険を使う方法もある。高額な保険になるのは覚悟だが、もし5年以上ケアホームでお世話になった時のことを考えると、その方法も悪くない。
家族の一員として面倒を見て介護を自分で続けるか、それとも手放してケアホームに預けるか、認知症の家族を抱える悩みは計り知れない。
(終)
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