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アラフィフ無職のパパ 寿司職人への道



アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その後の就職活動もうまく行かず無職生活87日目を迎えた。(リンク⇨86日目の記事


何かをきっかけに、海外では寿司職人の需要が豊富だというこことを耳にした。


なんでも挑戦してみたがる私が応募したのは、「寿司シェフアシスタント 未経験者募集!」という広告を見て飛びついた。


今後の私の就職活動がどうなるかは未知の世界だが、これからまだまだ20年も働かなければいけない状況は変わらないわけであって、せっかくの人生だからいろいろやっておこうと、思い切って応募してみた。


すると「トライアルに来てください」と面接の日にすでにキッチンに立たされた。


正直、寿司職人の手伝いは、いきなりは無理と言われて、まずは野菜の切り方などをやらされた。


数万円もしそうな立派な包丁を渡されて、「玉ねぎの薄切りをやってください」と言われ、簡単な作業だなとたかをくくっていると、1ミリ程度で刻まれた玉ねぎを見て「もっと薄く切ってください」と想像もしなかった言葉を耳にして私は驚愕した。


(これよりもっと薄くですか?!)と驚いた様子の私を横目に、そのシェフが刻む玉ねぎは、お皿の上に乗る玉ねぎが、口にすると溶けてしまいそうなぐらい薄く刻まれていた。


結局、私の刻んだ玉ねぎは、スタッフの賄いに使われるそうで、無事にゴミ箱行きにはならなかった。


私のトライアルの時間帯は週末の夜で最も忙しい時だった。私はその後、スターターで注文が来るサラダの準備を手伝ったが、仕切りなしにくる伝票で、2時間半は私語も、深呼吸もできないぐらい忙しい時間だった。


私もトライアルなのにいつの間にかキッチンのスタッフ化していて、盛り付けを手伝ったり、足らなくなった皿を補充したりと、慣れない重大な仕事をいきなり押し付けられたようでだいぶ神経を使った。


無事トライアルが終わると、喉が渇いていたのも忘れるぐらい必死に作業をして水分も長い時間補給していなかったので、筋肉がカチカチになったのか、背中が痛くなっていた。それとも単なる加齢による体力低下なのか。。。


そして無事トライアルを終え家路に着いたが、昨晩は痛み止めを飲んでぐっすりと眠ることができた。


寿司職人への道の第一歩を歩み始めたわけだが、実際に聞いてみるとアシスタント的仕事を3年は続ける必要はあると言われている。


アラフィフで人生も短くなってきた中での3年は長いのか、それともこれからまだ20年働く上での3年は短いのか。大切な決断が問われる時である。


(終)


〜はる〜


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