アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受けてから32日目。(リンク⇨31日目の記事)
イギリス南部に雪が降った。12月中旬としては珍しい天候で、ロンドンに雪が降るのは年に1回あるかないか、そして、時期も2月といった冷え込みが一番厳しくなる頃である。
雪が降るとはしゃぐ子供たち。冬に自ら外に行って遊ばない子供たちが、雪が降ると寒さを忘れて家を飛び出しひたすら雪と戯れる。
一方、大人たちは明日の交通のキャンセルや、停電などが起きないか心配で難しい顔をしている。
それでも子供は構わずパパと一緒に遊びたいので外に来るように誘う。嫌がるパパ。『寒いから。風邪ひくから。」といった理由をつけて子供の誘いを断る。
結局、子供の推しに負けてコートを着て、手袋をはめて外に出る。するとパパは早速雪ボールを作って雪合戦を始めた。そして、娘が作った小さな雪だるまを大きくしてあげようと、さらに雪だるまを転がして2倍のサイズに作り上げた。
結果、一番楽しんでいたのはパパだったのかもしれない。
明日のことを考え、今、目の前で降っている雪と遊ぶことを忘れ何もしないパパだったが、いざ、飛び込んでみるとすごく楽しかった。これも、娘があきらめずに誘ってくれたからだ。
大人は先を考えすぎて、今の幸せを感じることができなくなっている。子供はそんな心配はしない。無邪気に目の前にある遊びを楽しくこなしている。
今回は娘に助けられた。もし、彼女の誘いがなかったら、雪で遊ぶことを忘れ、家の中でうずくまっているだけだったかもしれない。
娘よ、ありがとう。
(終)
〜はる〜
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