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  • Writer's pictureharuukjp

夢の世界が終わり、現実に戻った無職の自分



アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受けてから47日目。(リンク⇨46日目の記事


最愛の家族と共に過ごしたクリスマスの日。


子供たちはサンタから届いたプレゼントを開けるために早起きして、それを順番関係なくばら撒かれた餌に飛びつくような鶏のように包んである紙を引きちぎって開け、一旦落ち着いてもらったプレゼントを眺めながら遊び出すのかと思ったら、興奮が冷めたのかぐったりとソファーで横になって映画を見始め、大人たちは前日から用意していた料理を朝からいただいた。


朝食後のコーヒーの時間では息子が作ったケーキを美味しくいただきお腹いっぱい。午前中はもう動けそうにもなかった。


午後は、サンタからもらったカードゲームで家族全員で遊んだ。そして夕方になると子供から大人まで全員が楽しめる映画を1本鑑賞した。映画の内容はヒーローと悪者がいて最後はハッピーエンドと西欧で作られた典型的な映画だったが途中感動の場面もあり、一連の話は家族で観ることができる楽しい映画だった。


最後は子供たちが楽しみにしていたBBCのダンス番組クリスマスバージョンを一緒に観てクリスマスソングとダンスに親しみながらその日を終えた。


この日は無職である自分、就職活動のプレッシャーなどを忘れることができ、充実した家族でのクリスマスが過ごせた。


そして日が明けた。


平日の始まりである。


会社が始まり、仕事のある人は会社へと向かう。


これを想像する時ほど辛いものはない。自分には行く当てがない。


社会のどれにも所属していないのである。


今は家族があり家がありこの土地にしっかりと足を下ろした感覚にはなっているが、もし、これで家族も家もないとなるとふらふらとどこかに飛んでいってしまいそうだ。


自分が間違った方向に行かないように、まずは家族に感謝して、意識をしっかりとして日々を継続することが大切だ。


(終)


〜はる〜


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