アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受けてから55日目。(リンク⇨54日目の記事)
コロナロックダウンで世界情勢が混乱に陥っている最中、小学校では、子供たちの心配事によるストレスを少しでも解消してあげようと、心配していることを紙に書かせて、その紙をモンスターの人形に食べさせるという慣習があった。
自分の心配事をモンスターに食べさせ、ある日、その心配事はお腹の中からなくなっているというシステムだ。
自分の心配していることを紙に書くということは大人でもストレス解消に薦められている手法で、子供にやらせるのも正当に見える。
2ヶ月近く就職活動がうまく行かず、食費と光熱費だけでなんとか生きている父親を見て娘が思った心配事が、
一生、仕事が見つからない
旅行に行けない
出稼ぎに遠方へ行ってしまう
彼女は、そう書いて、紙をモンスターのお腹へと詰めた。
よく子供には心配させたくないという親の気持ちを聞くが、子供は繊細で、親が隠そうとしていてもそれを感じることができるものである。聞こえていないだろうと思う会話が、彼女にはよく聞こえるようだ。
娘の心配事はモンスターに食べてもらったので、一旦落ち着きを見せてくれることを願うが、早急に今の状況を改善しいないと娘のストレスが積み重なることが心配だ。
(終)
〜はる〜
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