top of page
  • Writer's pictureharuukjp

医療機関が機能しなくなってしまうので、意地でも怪我、病気できません



アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受けてから41日目。(リンク⇨40日目の記事


わかる、わかるよー。安月給で体力、精神力を使う病院関係者の人たちが怒る気持ち。


でも、これをやられれしまうと、いよいよ命に関わる事態が。。。


救急隊員たちがストライキ!!


イギリスで、とうとう始まってしまった医療従事者たちのスト。


2022年、激動の年、戦争インフレによる賃金値上げ交渉が労働組合で活発になると、公共交通やら郵便局といった機関でストライキが始まった。


最悪、人が公共交通を利用できない、配達物が届かないといった事態は、自家用車を使ったりして自らの努力でなんとか補うことができる。しかし、医療関係のストはそうはいかない。今にでも心臓が止まりそうな患者がいる時に、我々一般庶民、医学の知識がない人たちでは、どうにも助けることができず、もし、病院に連れて行けないとしたら、目の前で苦しむ人間を見守るしかできないのだ。


その事態が起こった。


昨日はNHS(国民保健サービス)で一部の看護師たちがスト。本日は救急隊員たちが大規模なスト。


政府は、大量のアルコール摂取、危険なスポーツ、DIYなどでの無理な活動を控え、救急の事態を避けるよう警告。


そうは言っても、体の弱いお年寄りや病気がちの人の体の急変はそう簡単にコントロールできず、救急車が必要になる事態が起きかねない。その時に救急車による応急処置ができないで命を落とす可能性だってある。


本日は軍隊の援助で救急を要する患者たちを病院に運べるそうだが、彼らは人の送迎だけで数秒を争う体調不良の緊急事態には対応できない。過去にもストで同じように対応したそうだが、その日は死者が増えたとか。。。


イギリスの賃上げ交渉を依頼するナースや救急隊員の平均月給は1800〜2200ポンドと言われている。ロンドンで1ヶ月生活するには家賃1000ポンド、光熱費200ポンド、食費600ポンド、住民税100ポンド、交通費100ポンド、通信費・サブスク100ポンドとざっと計算しても2000ポンド以上は必要である。


この生活では、服も買えず、外食などはもちろん、自分の余暇の時間は何もできず精神的に参ってしまう。彼らが賃上げを求めてストをする気持ちもわかる。


人の命に関わる仕事に従事している人間がこのような不満を持たずに働ける環境を作る解決策を早急に見つけないと、医療従事者たちのストが続くと道端でのたれ死んでしまう人が続出する。


イギリス政府になんとかしてほしい。


(終)


〜はる〜


いつも読んでくださり、ありがとうございます。コメントもお気軽にどうぞ~。ブログ村ランキングに参加しています。ぜひ下のわんこたんの応援クリックをよろしくお願いします。




bottom of page
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 最高の人生へ
にほんブログ村