2ヶ月ほど前になるが、知り合いが梯子の上から落ちて脊髄の骨を折る大怪我を負った。
自宅の二階で昼間に起きた大事故で救急車が3台駆けつけた。
救急隊員の丁寧な応急処置を3時間施し、そのあとゆっくりと救急車まで運んで40分かかる大学病院へとけが人は搬送された。
その後、その怪我人には精密な検査、手術、セラピーが施され、2週間で退院した。今後の障害者として生きていく確率を5段階に分けると今は2と低い段階で、引き続き定期的な検査と治療が必要となるが、本人は毎日の30分程度の散歩で、回復に向かっている。
過去の記事で述べたが、私の娘が受けたポーランドでの病院の大怪我をした時の対応と比べる大違いである。
イギリス以外のヨーロッパの国に移住という夢もあるが、老後を考えると、やはりイギリスの医療制度は優れているように見え、イギリスで老後を迎えることが安全なのかもしれないと考えさせられた。
イギリスのGPと言われるかかりつけ医に行くと、「風邪ぐらいではくるなと追い返されるひどい医者」というのが、皮肉った一般的な表現だが、真剣に話せば話は聞いてくれて検査してくれる。
うちのかかりつけ医だが、今回、コロナ後に調子の悪い家族に何度も診断し、そして血液検査を施してくれて、ようやく原因が突き止められた。コロナでアレルギー症が悪化していたのだ。これもかかりつけ医に諦めずに何度も訴えたので、向こうも親切に対応してくれた結果だ。
今では、コロナに罹った家族は、アレルギー症が発覚したので、それさえ避けておけば、毎日快適に過ごせるようになった。
一つおすすめしたいのはお金がかかるが、多少の健康への投資と考え、月々の支払いで、プライベート医療への保険をお奨めする。かかりつけ医にまず会い、プライベートの医者への紹介状を書いてくださいと頼むとすぐに書いてくれる。その後の治療費は全て保険会社に払ってもらい、イギリス最高の医療をプライベートの病院で受けられる。私はこれで痛めた体を何箇所も治してきた。しかも、対応も早いので、NHS(国民健康サービス)の無料治療による半年待ちとかせずに回復できた。
イギリスの医療制度を問題視する政治的意見はメディアで印象付けられているが、実際に現場で従事している医者や看護の人たちの技術は優れているものがある。私は老後はこのイギリスの医療に頼って長生きできればと思っている。
〜はる〜
(終)
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