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親戚の集まりでウォッカを飲む人たち



どの国でも親戚巡りというのはする。結婚したり、子供ができたりと、自分の身の回りに変化が起きると、年次行事として、ある季節に新着状況を共有するために、自分の家族を連れて親戚を訪れる。


とある東ヨーロッパの国で私はその光景を見た。


ある家族は3つの家に訪れなくてはならなくて、あっちでも、こっちでも手作り料理やケーキを食べていけと言われて、胃を休める暇がない。さすがに3軒目になると、着いたと同時に食事は断り、紅茶だけをいただくことになっていた。


日本でも同様に、お盆やお正月に親戚を訪れる同様のことが起きている。そしてビールや、日本酒、焼酎などが勧められて、酔いが回れば、久しぶりに会う緊張した雰囲気を和ませてくれる。


ここ東ヨーロッパではウォッカのショットがテーブルの上に出てくる。冷凍庫でキンキンに冷えきって、ボトルの周りには氷が張り付いている1リットル入りのスウェーデン産のウォッカと、来客用に備えてあるコップの淵は金色に染めてあるショットグラスがテーブルに並ぶ。


そしてまず今日の出会いに一杯、ウォッカショットをあいさつがわりにいただく。そして、15分後、次は我々の健康に乾杯ともう一杯、そしてまた15分後には親戚みんなの健康に乾杯ともう一杯。そして次の15分後はもう祝うものも無くなったけどとにかく乾杯と。2時間の滞在で7−8杯のウォッカショットを一気にいただく。


酔いがいい感じに回ると、1リットルのウォッカボトルは空っぽになり、次のボトルが冷凍庫から出てくる。テーブルの上にある空になったショットグラスをみるとウォッカを注ぎ、次の乾杯への準備をするといった永遠と続く。流石に1リットのボトルを開け終わった頃にはペースが落ちてそろそろお開きとなる場合もあれば、まだ続けたい人で飲み続ける場合もある。


世界中、どこでもある親戚巡り。それぞれの国で、お酒の飲み方、来客の向かい入れ方は違うが、会合が終わった時の気持ちは、皆同じで、今年も無事親戚に会えてよかったと喜びに浸って家路につく。


〜はる〜


(終)


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