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  • Writer's pictureharuukjp

ロンドンの社畜を辞め、その後. . .



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活468日目を迎えた。(リンク⇨467日目の記事)


ロンドン駐在という夢のような仕事をもらって、この会社に尽くそうと誓って来たものの、独身の彼女は毎日夜9時すぎまで働かされ、毎晩ウーバーイーツでデリバリーを頼み、その中でピザは週3で注文していた。


会社の近くに日本食屋があるのだが、仲の良い同僚と仕事が遅くなると、よくそこに駆け込んで食べていた。


駐在で海外勤務になると一等地のマンションの一室を賃貸できるほど、会社から手当が出て、生活には困らない。


しかし、コロナ時には2年間ほぼ家から出ないという精神的、肉体的に苦しい生活となり、あっという間に駐在の限度年数6年が過ぎてしまった。


このままでは自分がダメになると思った彼女は転職活動を続け、晴れて、東京で仕事が見つかり、日本へ帰ることとなった。


今では完全リモートの会社で、時間は朝9時から始まり、遅くても7時には終わる。月一回の出社に加え、同僚たちとの飲み会もあり、前回の仕事に比べたらだいぶ自分に使える時間が増えた。


時間に余裕のできた彼女は母親を連れて、今度はイギリスへ旅行で来た。80歳を超える母親は嬉しそうに娘に連れられて、写真は撮らずに目に焼き付けるといって観光を楽しんでいた。娘さんからの親孝行である。


仕事ばかりで人生を終わらせてしまう前に、逃げ出した結果、心と時間に余裕ができて、親孝行ができる幸福感を味わうことができ、本当にこの人によって社畜から出たことはよかったと思う。


(終)


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