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44日間の最短記録!次の首相は誰だ?! 賭け屋に聞いてみたら。。。



日本の首相はよく交代が多く、羽田孜(はた つとむ)元首相の1994年4月28日〜6月30日の64日間が戦後最短と言われているが、それをはるかに超える44日間(2022年9月6日〜10月20日)で首相を座を降りたイギリスの首相が誕生した。


リズ・トラス氏。


歴代3人目の女性首相として注目を浴び、就任から2日後にエリザベス女王死去、その後国葬をこなし、そして戦後最大のインフレと言われる中での、大胆な大型減税で市場を混乱させ、新財務大臣を更迭、ミニ予算案を撤回と、44日間と短期間ではあったが、我々にインパクトを残した女性首相だった。


首相就任当初から、人前で話すのは得意ではないと自分で言い切ったり、要人たちとの面会の場面では、やや遠慮気味な対応で人見知りしそうな感じだったり、経済対策では、日本は金融緩和でインフレを抑えてると訳のわからないことを言ったりで、不安定な感じは見受けられた。


今回の辞任の理由は、やはりミニ予算案として出した大型減税が失敗だったのかもしれない。中央銀行はインフレ対策に金利を上昇させようとしている中、エネルギー価格高騰、物価高で苦しんでいる庶民のポケットマネーだけに注目して、財政出動で助けようとした。しかし、財源は?と市場は心配して国債が暴落して金利が上がると、トラス氏はそのミニ予算案をほぼ全面的に撤回した。


トラス氏自身も自分が何をやっているのかわからなくなってきて、今の戦後最大級のインフレ対策を練ることができないと自分で判断して、辞任を決断した。


さて、44日間という歴代の首相で最も短い記録(2位1827年ジョージ・カニング氏119日)で幕を閉じたトラス首相だが、気になるのは次はどの首相が?!というところである。


トラス首相が辞任を表明した直後のブックメーカー(賭け屋)Oddscheckerでは、8月まで財務大臣を務め、そして前回の首相争いでもトラス氏と最後まで戦った黒人男性リシ・スナク氏が50%、白人女性議員ペニー・モーダント31%、今年辞任に追い込まれて離職した前首相ボリス・ジョンソン氏18%、国務大臣白人男性ベン・ウォーレス氏8%、黒人女性ケミ・バデノック氏2%となっていた。


アメリカはでは女性、イギリスでは黒人が国の長になったことはないというのが、前回のイギリス党首選の時も話題になり、最後までスナク氏が優勢と言われながらも、女性のトラス氏が選ばれた。


今回も再びスナク氏優勢でいよいよイギリス初の黒人首相が生まれるかというのが話題になっている。


ところが、トラス氏辞任から動きが速くなってきて、8月までイギリスの首相だったジョンソン氏がホリデーでいるカリブ海から今日の飛行機で帰ってきて、来週の党首選に出馬すると気合が入ってきた。ウィンストン・チャーチルと同様に首相の座を降りてから戻ってきて再当選となるか?


通常だと2ヶ月かかる党首選だが、今回はこれを1週間で終わらせる予定だ。


100人以上の保守党国会議委員の指示があれば自動的に首相になるが、100人に達していない場合は全国への保守党議員へのネット投票となる。


予定だと、


10月24日(月)午後2時に保守党国会議員投票。100人の票を得られない場合は2人の候補者までに絞る。午後6時に1回目の投票結果が出る。もし候補者が3人になった場合は、2回目の投票を行う。2回目の投票で2人の候補者を決め(午後9時)、これは指示投票となり、その後、全国の保守党議員へのネット投票となる。


10月28日(金)ネット投票の結果が公表され首相が決まる。


トラス氏辞任から12時間がすぎた頃の調査によると国会議員による支持数はジョンソン氏が50票、スナク氏39票と党内ではジョンソン氏が優勢。


党内の支持率は高いジョンソン氏だが、世論調査による支持率ではスナク氏の方が優勢。国会議委員と国民の意見が違うようである。これでは国会での投票と全国各地の議員の投票が有権者の意見を聞いてスナク氏に投票して逆転する可能性もあるのか?!ブックメーカーも依然スナク氏優勢で、平均的オッズは1.5倍。一方でジョンソン氏は平均3倍。そしてモーダント氏7倍、ウォーレス氏17倍、バデノック氏33倍と続く。


やはりスナク氏とジョンソン氏の一騎討ちになるのか、それともモーダント氏の大逆転で女性首相が再び誕生するのか。目の離せない1週間になりそうだ。


(終)


〜はる〜


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