ロシアのウクライナ侵攻で国外に脱出するウクライナ人が100万人以上に及び、隣国のポーランドには多数の避難民が訪れている。
私が住むロンドン郊外でもその波が押し寄せてきた。
近所に住む夫婦、子供たちは既に自立して一緒には住んでいない。
そんな夫婦が昔お世話になった大工さんがウクライナ人だった。
今回のウクライナ情勢を受けて心配になって連絡をとってみると、奥さんと小学生の子供2人で今は避難する計画を立てているとのことだ。
その話を聞いたイギリス人夫婦は、ぜひイギリスの自分の家で、部屋が空いてるから住んでいいと、場所を提供したのだ。
なんと寛大な。
私は直接そのウクライナ人とは関わりがないが、一つの家族が救われたと、ほっとした。
ところが、ウクライナでは18歳から60歳の男性は国を去ることができないため、その家族の父親はウクライナに残らなければならない。
家族と別れて戦場に残るそうだ。
これを聞いて私は胸が痛い思いをした。
家族を置いて出張に行くのとは全く違う。自分が死が隣り合わせの戦場に残り、最悪のシナリオは、もう家族に会えないかもしれない別れだ。
イギリスに来る奥さんと子供たちも不安だろう。
今はまずは女性と子供の安全確保。そして戦争の早期解決、家族が再び一緒になることを願う。
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