2022年北京冬季オリンピックのスキージャンプ混合団体で、高梨沙羅さんがスーツ規定違反で失格となって日本が4位に終わったことに、高梨さんがSNSで謝り続けている様子を見て「もう謝らないで」と思った。
結果がそうであっただけで団体の選手に選ばれる努力を今まで積み上げて代表で参加することがすごい。
そりゃあ結果が大事で、結果が出なくて自分を責める気持ちはわからなくもないが、それは個人競技だけ。
団体競技は、私も野球をずっとやってきたが、すべての試合が完璧にこなせるはずがない。競技の途中では小さなミスがあったり、それをチームメートがサポートしたり、それが団体競技。
スキー個人ジャンプで活躍してくると、このチームワーク精神がなかなか理解できないかもしれない。
野球でいうと1点差で9回裏のチャンスに凡打で負けたからといって、その最後の一人のバッターが責められるのはおかしい。
それまで9イニング、みんが活躍できる場所はあったはず。それでも1点差までしか追いつけず、たまたま最後1点というきわどい差だから、その最後のバッターが悪いという考えは許しがたい。
途中の「あのエラーの1点が」と個人を責めるのもおかしい。
今回のスキージャンプ混合団体もたまたま4位だったからメダルまであと1チームという緊張が高まるところでメダル届かず、その原因はあと付けのようなスーツ規定違反失格。
ほかの人がもうひと踏ん張りすれば3位も取れたととらえてもよい。もちろんアゲンストの状況から4位まで上がったということも誇りに思ってよい。
この時点でチームの一人が失敗したことなど団体競技では関係ないのだ。
もしこれで8位ぐらいで終わったらどうだったろう。それはそれで、ほかの選手が気持ちが緩んでやる気を出さなかったことを責めるべきだろうか?
そうではない。その気持ちとの戦いも団体競技の醍醐味で、チームワークの中の一つである。
だから団体競技で誰が悪かったなど議論することは問題外である。
そして、落ち込んでいる選手にもそれを理解してほしい。
談話室
なんか昨日からツイッターワールドでの中国人選手の失態なのか、よくわからないけど、それが挙がっては消されを繰り返しているらしい。ヤフーニュースだとなかなか見つからない。
私が見た女子フリースタイルスキージャンプで中国人女性18歳Eileen Guの感動的な金メダルを見て昨日はちょっと感動したんだけど、ほかの競技ではなんか物議を醸しだしてるんだね。
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