ロンドンにいる日本人の友人がイギリス在住２０年に終止符を打って日本へ帰ろうとしている。理由は家族の事情。
友人の実家は沖縄県。
近い将来、私の家族を連れて、この友人に会いに沖縄に行きたいと思っているものの、通常の直行便で日本に行くよりも、時間と費用がかかる。特に飛行機代家族４人分といったらそれだけで１００万円コース。そう簡単には支払える金額ではない。
私にとって、現状では沖縄に行く予定はなく、この友人と会えるのも本当にこれで最後である。
「また会えるよ」って周りは言うけど、心の中では「もう会えないよ」って言い返してる。
スペインに行ってしまったロンドンで出会った旧友でさえ、過去１０年会っていない（こんなに近いのに）。
３０−４０年残された自分の人生で旧友に会うのは１０年おきと計算すると、あと３−４回しか会えない。しかし、それもまだわからない。予定は０。
時間、金銭的に、沖縄へすぐ飛んでいける状況ではないので、自分の中では、この友人に会うのはこれが最後だと思っている。
昨晩は「最後の晩餐」を済ませ、一緒にお酒を飲めるだけ飲んだ。
とにかく今は、この友人が沖縄へ帰って家族と一緒に幸せに暮らしてほしいと願うだけだ。
「またいつか」と言う曖昧な言葉は嫌いだが、今はその言葉を送るしかない。
（終）
ブログ村ランキングに参加しています。ぜひ下のわんこたんの応援クリックをよろしくお願いします。
