コロナパンデミック時代には移動が制限されて会いたい人に会えなかった。
病気にかかって病院に入院すると、コロナ感染予防のために、病院側には親族面会が禁止といわれ会うことができなかった。
イギリスに住む外国人は、家族、特に自分の親が自国に住んでいることが多く、会うには長距離移動と費用がかかり簡単に会うことができない。
私の友人にも親の葬式に出れなかったというのを3人から聞いた。2人はコロナ規制で帰国後はホテルで隔離生活葬式には間に合わない。もう1人は自分が大病でイギリス国内での治療が必要、飛行機にはすぐに乗れないとのことで、お父さんのお葬式を断念した。
私には幸いながら健康な両親がいるがそれほど歳も若くない。ちょっとした病気でも精神的に落ち込んでしまうことはあるだろう。
我々日本人が地球の反対側のイギリスに住むには「いざとなってもすぐに自国には帰れない」というリスクを覚悟して生きている。
だから行ける時にはそのチャンスを逃さない。いつかまた会えるの考えを捨てよう。
(終)
〜はる〜
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