結婚パートナーを見つけて同居するまでは、自分は親の元で自分勝手に生きてきた。大学に入ると、親からの仕送りを頼りに一人暮らしを始めて、学校とバイトがなければ、私生活では誰も注意する人がおらず、ほぼ自由な生活を送った。
自分に自由という時間がどれだけありがたいかをわからないまま時を過ごした。
そしてある日パートナーと結婚して、子供ができて家族の一員となる。
家族を持つことによっていろんな幸せがついてくる分、窮屈に感じることも起きてくる。それは、自分の自由な時間がなくなるということだ。これを管理できずに離婚してしまう人も多い。
人生の初めの20−30年間、自分の思ったことだけで生きてきたのに、いきなり他人と暮らしだし、子供を作り、自分のことはそっちのけで一緒に家族を作りあげていく。子供が大きくなる過程においては、そのパートナーと協力しあって子育ての時間の比重を相談して活動していく。
男性に多いのが、子供の面倒なんか見たことないし、興味もないと言って投げやりになってしまうことである。仕事が忙しいからという理由をつけて、自ら子育てに協力しようとしない。
私もサラリーマンで「働いているのだから子育てや家事はお願いしたいよ」とパートナーに言いたいところだが、そうはいかない。どうしてそうはいかないかというと、やはりそれではバランスが取れず、結婚生活にも良くないし、子供にも良い影響ではない。
パートナーとは話し合える仲であるべきだと思うし、子供とは一緒に遊んだり勉強したりしてあげるのが大切である。
もちろん母子家庭や父子家庭、両親がいなくても素晴らしく育つ子供たちもいる。しかし、私が置かれた環境は、両親が健在で子供たちと一緒に住んでいるので、親は最大の努力を発揮して子育の時間に力を注ぐべきであると思う。そう思う理由は、子供の将来を考えなければいけないのもあるが、それよりも、私が家族の活動に参加することに幸せを感じているから、妻と話し合って、子育てに活発的なのである。
そして、その妻と子供たちが今、訳があって、遠距離に住んでいて別居中である。もうすでに3週間が過ぎ、早く会いたい気持ちでいっぱいだ。特に今回は、娘が大怪我をして治療中で元気がない。その連絡を聞いてからは、とにかく早く会いたいと願うばかりだ。
まだすぐには会えない。
次会うときはその大怪我も完治しているかもしれない。問題はその治療中の期間に近くにいて優しくしてあげられないことだ。家族と一緒にいられないのがどれだけ辛いか実感した。
20代、30代の頃は自分勝手に生きていたが、今は家族を思うアラフィフのサラリーマンがここにいた。
〜はる〜
(終)
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