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Writer's pictureharuukjp

とにかく誰でもいい、私たちの苦しい生活を助けてください



イギリストラス氏の歴代記録最短の44日間とい劇的な形で幕を下ろし、新首相決定を巡って大混乱に陥っているここ5日間のイギリス官邸。


スナク氏、ジョンソン氏の一騎打ちの戦いになると思いきやあっけない幕切となった。


トラス氏が就任する前の首相ジョンソン氏がまた首相になれば、ウィンストン・チャーチル首相以来の3人目となる2度首相に選ばれるという展開が予想された。


そしてジョンソン氏も前回、スキャンダル関連で財務大臣のスナク氏に逃げられ、辞任を決断しなければならない恥を呑んで、もう一回党首選で戦おうと、休日で訪れていたカリブ海から急遽帰国して、準備をしていた。


国会に357人いる保守党議員から100以上の票が集まれば自動的に首相となるが、スナク氏、ジョンソン氏共に100票以上を集めると思われ接戦が予想された。


しかしスナク氏が150以上、ジョンソン氏は100程度の票が得られると、支持する候補者を任意で公式に発表する保守党議員たちから考慮すると数えられた。


このままいけばスナク氏とジョンソン氏の全国にいる保守討議委員のネット投票で4日後の金曜日の発表まで結果はわからないと予想された。


しかし、昨日、ジョンソン氏が党首選に出馬しないと発表があり、これで全国での議員投票をなしで、本日、100票以上を集めて(国会保守党議員100票以上、候補者1人であれば、自動的に確定)となり、スナク氏の当選が決まる。


ジョンソン氏は政界から離れても既に著名人となり、講演やら、著者、メディア等で500万ポンドを稼ぐと言われている。


それだけお金がある人に、我々の庶民のインフレで苦しむ生活が理解できないだろうし、ジョンソン氏も、戦後、リーマンショックに次ぐ難問となっているインフレ、戦争、病気といった大きな問題を抱えたイギリスの舵を取りたいと思うだろうか。


赤ちゃんが産まれたばかりで、奥様のストレスもあると聞いた。


ジョンソン氏はカリブ海から帰ってきて、党首選に挑む3日間で何かを考えて、ここは身をひくことを考えたのだろう。


スナク氏は優秀な財務大臣としてコロナ期間中も活躍が見られ、庶民にも馴染みのある人物である。


イギリスはインフレで人々の生活が苦しくなっているので、ここをなんとか支えて、イギリス経済を立て直してほしい。


(終)


〜はる〜


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