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紅茶の究極を求めて、ロンドンの一等地で1ヵ月



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活600日目を迎えた。(リンク⇨599日目の記事)


X氏は日本のお茶の産地として有名な静岡県からやってきた。小さい頃は親が寿司屋をやっていた関係で、店に立って笑顔を絶やさないように振る舞ってきた。


高校生ぐらいになると紅茶の味を覚え、おいしい紅茶を求めて飲み歩いた。時が経ち、あるきっかけで紅茶の販売店に働くことになる。プライベートではお友達を誘っておうちでおいしい紅茶の飲み方を紹介した。


その後周りからの説得もあり、紅茶教室を開くようになった。今では、紅茶に関してSNSを発したり個人教室を運営している。


そんな彼女はある友人を介してイギリスへ来ることとなった。


紅茶の文化が古くからあるイギリスでどんな紅茶が提供されているのか、興味があった。イギリスといえば、アフタヌーンティーが有名。


クラリッジス、フォートナム&メイソン、リッツホテル、コッツウォルズのスローターマナーハウスと有名なアフタヌーンティーを予約して紅茶を楽しんだ。


フォートナム&メイソンでは、アフターヌーンティー以外にもショッピングを楽しんだ。ティーバッグに入ったお茶の葉は古い可能性があるので、バラ売りの葉を買うことを勧めるという。そのほうが新鮮で安いと。彼女はそこでじっくりと紅茶を眺めながら4時間過ごした。


クラリッジスでは紅茶はほど印象的ではなかったが、スイーツがあまり甘くなく、日本人に合った甘さと絶賛している。


リッツホテルでは最初に注がれた紅茶が味が薄く、かき混ぜていなかったことに気づき、ちょっと残念だったと言う。


コッツウォルズのスローターマナーハウスはいまいちだったと言葉が少ない。


それ以外でも、ロンドン市内や郊外に行っても、カフェに入って紅茶を飲み歩く。硬水と軟水では味が変わるので、イングランド南部、北部でその飲み比べも楽しんだ。ストークオントレントで食べたスコーンが美味しかったという。


そんな彼女は、ロンドントラファルガースクエア近辺の一頭地にホテルを構え、1ヵ月間滞在の予定。ロンドン市内観光以外もコッツウォルズやバースといった観光地を訪れ、満喫している。


日本へ帰ったら、イギリスで得た経験を活かして、さらに紅茶を極めたいと言う。


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