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いったん滑走路に出てみたものの、トラブルで帰艦 6時間遅れ 



小学生と中学生の子供を持つアラフィフサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受け、その瞬間からオフィスにも戻れず退職。フリーランスで僅かな食費を稼ぐも、その後の就職活動が難航中。無職生活494日目を迎えた。(リンク⇨493日目の記事)


羽田発ロンドン行きに心を弾ませて搭乗して客たちは、キャビンアテンダントたちの必死の弁解の放送が流れるものの、どうしようもできない苛立ちは、搭乗窓口までへと、手荷物と一緒に運ばれた。


飛行機はいったん滑走路に出てみたものの、機体から安全を害する警告が出て離陸を諦めたのである。


3月中旬のロンドン行きの飛行機は早めの春休みを迎えた学生や家族たちで、機内は満席だった。


不服そうにしている乗客に、その怒りを抑えなければならないと、CAは必死にラウンジの無料チケットを配っていた。


ラウンジに送られた乗客たちは、無料であればと寿司とアルコールの摂取をいつも以上に行ったのである。アルコールが気分をいい感じにすると先ほどまでの怒りも収まる場合もあるが、逆に逆立たせる場合もある。


結局、別の機体の飛行機が用意された。故障が見つかった飛行機は、最悪の状況を免れるために、飛ばないで正解だったのかもしれない。


6時間の遅れが出た。


ロンドン経由でヨーロッパ大陸に向かう人は経由の飛行機に乗ることができず、ホテルの手配と明日の便の予約とロンドンで更なる手続きが必要となり、どこにも向けられない怒りでいっぱいだった。


X氏はロンドン滞在予定だったため、15時に着く予定が21時になっただけだったので、観光の時間を失っただけで済んだ。


もう一人のY氏は15時に別の航空会社で飛んできた友人と待ち合わせをして、同じタクシーでロンドン市内に向かう予定だったが、結局、別のタクシーを呼んで別行動でホテルへと向かった。


あの飛行機のトラブルのまま飛んでいたらどうなっただろうと考えると、時間を多少失ったが、無事ロンドンに辿り着いたと思えば、結果良かったのだろう。良いお土産話ができた。


(終)


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