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交渉決裂 全国の電車が止まる日 1600億円規模の経済打撃!イギリス




2022年6月21日(火)、23日(木)、25日(土)の3日間にかけて、全国的な鉄道ストライキで、稼働率は20%まで下がるイギリス。間の22日(水)、24日(金)、26日(日)も影響を受けて稼働率は60ー70%と言われている。通常通りの運行に戻るのは来週の月曜日から。ストライキの間は、一部の沿線で7:30am〜6:30pmの11時間、通常の3分の1程度が運行予定。


全員3%の昇給のオファーに納得がいかない貪欲な賃金値上げを要求する労働組合の一方的なアクションで何百万という一般庶民に多大な影響を及ぼす。


大切な病院の予約に訪れなければいけない人、イギリスの学校の年度末の今、大学受験が行われていて試験に出席しなければいけない生徒、病院で働く医師や看護婦、病気で危篤状態の家族に会うために海外に出るため空港まで行かなければならない人、人それぞれ重要な理由が会って移動をせざるを得ない人はたくさんいる。


それなのに、鉄道サービス業者たちは3%の昇給では満足できず、現在のインフレに合わせて7.1%の昇給を求めている。


鉄道サービス従業員の年収の中央値は44000ポンド(約700万円)でイギリスの平均給与24600ポンド(約400万円)よりかなり上である。電車の運転手の平均給与は59000ポンド(約950万円)。全体的な昇給は過去10年続いており、2011年から比べると17−20%上昇している。週35時間労働、週末出勤は特別手当が出る。手厚い年金がある。


それにも関わらず、まだ要求するか!と言いたい。コロナで頑張った医療従事者も3%の昇給で文句言わずに頑張ってるんだから、働こうようよ!


不都合が生じて、子供や老人、病人にどれだけのストレスを与えているのか、考えてほしい。そして、自分の仕事に誇りに思って働いてほしい。


下の地図で赤い線が運休になるライン、黒が運行のラインで、稼働率は20%である。詳しくはリンクからデイリーメールの記事を参考にしていただきたい。



(終)


〜はる〜

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