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私に元旦はなかった 過ぎていく時間を数えるだけの日々 畑で過ごした一人の時間



アラフィフで小学生と中学生の子供を持つサラリーマンが、ロンドンで長年働いた会社からいきなり(当日)の解雇通告を受けてから53日目。(リンク⇨52日目の記事


昨日は2023年1月1日を迎えたわけだが、特にイギリスではお節を食べたり、初日の出を拝んだり、初詣に出かけたりはしない。


私の20年以上のイギリス生活で日本のお正月に帰省したのは3回ほど。もうすっかり日本のお正月を経験しなくなってしまった。その結果、年末年始はイギリス方式に生活することが多く、クリスマスをゆっくり家族で過ごすと、大晦日はパーティー、元旦二日酔い、そして1月2日から仕事といった習慣がすっかり体に染みついてしまった。


そんなわけで、2023年1月1日の朝を迎えたわけだが、今までの新年と何が違うのかというと、無職ということだ。


無職の人間にとっては今日をどう生きるかが必死であって、明日の仕事に備えて体を休めようとか、仕事が始まると忙しくなり行けない場所に行こうとかは考えない。


朝起きて、朝食をとりコーヒーを飲みながら当日の計画を練る。


社会に属するために就職活動もしているわけだが、周りは全て休日の元旦。メールをチェックしても特にこれといった求人広告も見えず、本当にやることがなかった。


我が家は年間費1万円ぐらいの借地の畑で作物を育てている。


春や夏などにはその畑に行って時間を過ごすのが恒例となり、鳥の囀りを聞きながら野良仕事をするのがストレス解消になり心を落ち着かせてくれる。


もう10年近くこの畑から採れた野菜を食べ、時々バーベーキューなどをして時間を過ごしお世話になっている。


冬になると畑での作業回数も減り、11月から2月にかけては月に1、2回程度しか行かない。


今は、その畑が、無職になって社会に属さない私にとって行ける唯一の場所なった。


1月1日の午後、私は畑に訪れ一人で作業をしている。


周りをみると誰もいない。


夕方に鶏の世話をする人が一人訪れ、話をすると、昨日のパーティーで二日酔いでお昼までベッドにいて今来たところだと。


私は車の音もほとんど聞こえず、鳥が囀り、リスが木を上る時に体が触れて葉っぱが揺れる音が聞こえる中、私は自宅の庭から運び出した古いグリーンハウスを建てる作業をしていた。


私にはパーティー明けの二日酔いや、お節といった元旦はなかったが、冬の畑で静かな時間を過ごした小さな幸せを感じることができる1日としてその日を終わることができた。


(終)


〜はる〜


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