2022年のインフレで日本を除いて西欧諸国での金利上昇が起きている中、我々庶民にもその影響が見えてきた。
0%金利に近い状況で、お金を借りるにはそれほど問題なく、ここ10年は経済が安定してきたが、中央銀行の政策金利引き上げで、我々が借りる住宅ローンの利率が上昇。周りからは悲鳴の声が聞こえてきた。
知人の例
固定2年の契約が切れるということで早速借換えの手続きを行った。
現状は以下の通り
住宅ローン26万5000ポンド
返済期間 16.5年
金利 1.28%
返済額(月々)1560ポンド
そして、今回は固定5年に借換えると提示された利率は4.35%!!
金利 4.35%
返済額(月々)1970ポンド
月々の支払いが約400ポンド(日本円6万5000円)上昇。
たらればで話すと、16.5年(198か月)1.28%で払い続けるのと、4.35%払い続けるのでは7万9200ポンド(日本円1280万円)違うのである。
緩やかな金利上昇で月々の支払いが50ポンド程度上がるのであれば何とか絶えられるかと思いきや、400ポンド上昇は痛い。
これが今イギリスで起きている住宅ローン事情である。
ちなみにアパートを借りている知人に聞いてみると、そちらは100ポンド程度の上昇だそうだ。400ポンドに比べれば小さいが、家賃が月々100ポンド(日本円1万6200円)上昇でもなかなかのもの。
この金利上昇が始まる前に固定5年金利を組んだ人たちは2025、2026年までと今の1%代の金利で支払いが続くので何とか絶えられるが、それ以降も今のような高金利が続くと、2020年代後半には世界恐慌のようなことが起きるのではないかと危惧する。
現金を持っているのであれば、この金利上昇に襲われる前に住宅ローンは完済したい者である。
(終)
〜はる〜
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