ある夫婦の会話
男「おいっ 亭主が日中いっしょけんめい働いて帰ってきたのに風呂は沸いてないわメシのしたくはまだだわ、いったい何やってたんだよ!!」(実際は営業外回りの途中2時間ほど喫茶店でさぼってたり会議で居眠りしてた)
女「なによ 私だって一日中子供たちのめんどう見たり、そうじしたり買物したり、幼稚園の父母会の集まりでたいへんだったのよ!!」(実際はご近所の奥さんとおしゃべり2時間、お昼寝を2時間、父母会もほとんどただのお茶会)
漫画クレヨンしんちゃんのひろしとみさえの喧嘩の会話である。
実際に結婚してサラリーマンをやると夫婦の喧嘩はこのような些細なことから始まる。
会社にいると縛られた時間が多くて、好きな仕事でなければ不満は募るばかり。
小さい子が2人もいる家の主婦は自分の時間が作れずにこちらもフラストレーションがたまる。
ここでの夫婦喧嘩は、お互いのポジションを確立するために戦っていて、倫理的に意見を述べているのではない。
冒頭の夫婦の口論を倫理的な会話に変えてみると以下のようになる。
男「日中いっしょけんめい働いて帰ってきたから風呂沸かしてくれないかな?メシのしたくはその後でいいよ。おまえ、今日は忙しかったみたいだね。疲れてないかい?」
女「今日は一日中子供のめんどうをみて疲れちゃった。でも、あなたも疲れてるでしょ?今からお風呂沸かすね。ご飯はその後作るわ。」
このように会話ができれば喧嘩せずに済んだだろう。
口論の結末は察しできるが、結婚して仕事と子供を持つとストレスを抱えて、感情がコントロールできなくなる時もある。それが激しい口論となり、最悪は離婚となる。
離婚は大人だけの問題で、子供にとっては深刻な問題であり、一瞬の感情的な激昂で離婚を決断するのはよくないことである。離婚することによって子供には頼れる大人が一人いなくなってしまう。片親の子供には心のケアが必要となり、精神的に悪影響なのである。そして、経済的にも夫婦お互いを苦しめることになり、幸せな老後を夢見てサラリーマンになったのが、それが全て崩壊することになる。
「感情的になるな」と言うのは簡単だが、実際に実行に移すのは難しい。しかし、常に自分の人生の大きなビジョンを持って、この一瞬の感情で重大な決断をしてしまう危険さを忘れずに生きていけば、最悪な時期は終わり、幸せと思える時代が来るはずである。
結論
サラリーマン、主婦、夫婦関係に必要なのは感情的にならずに倫理的に意見交換、そして聞く耳を持つことである。
〜はる〜
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