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2022年問題 相次ぐフライトキャンセル 大混雑 春休みを直撃!イギリス

Updated: Jun 17, 2022



2022年5月末から6月第1週のイギリスではエリザベス女王即位70周年(プラチナジュビリー)による4連休と学校の期中1週間休みが重なってホリデーシーズンとなっている。


加えて、コロナ規制解除から間もないこともあって、2年ぶり、または3年ぶりの家族旅行と、我々の興奮度が高まっている最中、イギリス国内の空港で相次ぐフライトキャンセルが起きている。ある航空会社では先週の木曜日にソフトウェアの故障という理由で1日200便がキャンセル。1日に1700便が運行されていて、今後6月6日まで毎日24便がキャンセルの予定だ。割合とはしては少ないが、このホリデーを楽しみにしていた人がその24便に当たってしまったら、本当にかわいそうだ。


空港では、4時間から7時間の遅延なども含め、それを待つ乗客や、キャンセルで行き場を失った乗客の混雑はまさしく「動物園」のようと表現した人もいる。特にカフェやレストランのスタッフ不足による食料の供給不足で、お腹をすかした子供たちのわめきや鳴き声などが聞こえているそうだ。


詳しい様子はデイリーメールの記事でわかる。


2時間待たされて、空港内の放送で本日のフライトキャンセルが告げられ、代替されるフライトは明日以降知らせられるとだけ伝えられて、空港を去るものもいる。


フライトが完全にキャンセルになり、F1グランプリ観戦のチケットを買ったが、行けなくなってしまい、返金もなしという人もいる。


入国審査には2時間並ぶこともあるそうだ。


とにかくスタッフが足りない。


パイロットだけではなく、添乗員、空港のレストランスタッフ、飛行機のガソリンを運ぶ運転手、入国審査員、あらゆる業種で、このホリデーシーズンに休暇を取るものが多く、しかも、今年は女王即位70周年と節目で、国民の休日が木曜日、金曜日と2日になり(通常1日)、各地でイベントが行われ、そういった意味でも家族で過ごす空港スタッフが多い。


さらに、ここにきて2016年に決定したブレグジットによる影響で、外国人労働者の減少で、イギリス国内の働き手が少なくなっている。そして、コロナ明けの旅行者急増が重なり、空港ではこういったパニックが起きている。


船でヨーロッパ大陸に向かうドーバー海峡を走る船にも影響が出ていて、車の大渋滞が起きている。


このプラチナジュビリーウィークで海外に出かける方は十分注意が必要となる。


一方で、国内では、ストリートパーティーなどが全国で予定されていて、近所の道路が封鎖されて、ローカルの人同士でティーパーティーなどが開催される。通行止めなどにも気をつけてほしい。


〜はる〜


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