
私の日本人の友人に、イギリスに渡英、移住、今の奥様と結婚後、子供がイギリスで育ち、その後奥様の仕事関係でイギリスから出てアジア地域を14年過ごし、年齢は60を超えてからイギリスに再び帰ってきて、現在、住まいを探してる人がいる。
こういう人を見るとどうしても自分を当てはめてみようとしてしまう。
私は20年以上イギリスロンドンに住み、パートナーを見つけ、子供を授かり、ここロンドンが人生で一番長い滞在期間となっている。
「言葉や文化の壁」といった問題は「ここで生きていかなければいけない」という気持ちにかき消され全く問題ではなくなっている。
私は英語が堪能でイギリス文化が特段大好きなわけでもない。しかし、ここに家族があり生活がある。だからここで生きていかなかればならない。
そうなった時に私は思った。冒頭で述べたイギリスに帰ってきた日本人の友人のように60歳を超える頃にはイギリスに落ち着いて、もう日本を恋しいと思わなくなるのだろうか?
今でも日本に帰りたいと思うことはある。将来の夢は日本とイギリスを交互に過ごして毎年を満喫したいとも思う。
時間が早さを感じるのは、年を重ねるたびに早く感じると言われている。40歳までに感じた40年間はその後の40年では4倍ぐらい早く感じて、人生は40歳で80%を終了、その後は4倍速で時間が進むといわれている。おそらく、40歳以降は新しい発見などもなくなり自分が感じる人生の内容が希薄に感じるのであろう。
60歳を超えてからの国を跨いでの引っ越しというのは、残り20年以上もあると考えるが、実際にはそれほど時間がなく、そこから感じる20年はあっという間でそこが最後の住処となるだろう。
今は4倍速で進んでいる私の時間。
このまま決断ができずに日本へ帰りたいという未練を残して過ごすか、それとも、もうイギリスで骨を埋めると覚悟を決めて生きるか、決断が遅れると楽しめる時間を刻々と失っていくかもしれない。
(終)
〜はる〜
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